2月20日、2024年シーズンに向けたスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)のオーストラリア公式テストがフィリップ・アイランド・サーキットで行われた。1日のみのテストとなったが、トプラク・ラズガットリオグル(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)が1分28秒511でトップタイムを記録した。

 2023年シーズンは10月末にスペイン・へレスで閉幕。直後に同地でテストが行われ、その後はへレスやポルティマオで合同テストが催された。そこではMotoGPライダーやバレンティーノ・ロッシまで相乗りしてコース上へ。そして今回、WorldSBKのレギュラー陣による公式テストが開幕戦オーストラリアの地であるフィリップ・アイランド・サーキットで行われた。

 当初は2日間の予定だったが、機材輸送の遅延で1日のみの開催となったオーストラリアテスト。新しい路面で、多くのライダーが複数の周回数をこなしたが、1日に短縮されたため各チームのテストプログラムはすべて消化できていない状況だ。

 そんななか、ヤマハからBMWに移籍したラズガットリオグルが首位。100周を走り14番手だったマイケル・ファン・デル・マーク(ROKiT BMW Motorrad WorldSBK Team)とともにハイグリップ路面の同地で複数のスイングアームやシャシーのバランス、エンジンブレーキや電子制御をテストした。

 2番手はルーキーのニッコロ・ブレガ(Aruba.it Racing)で、4コーナーで転倒があったものの早くも1000ccマシンに慣れてきたようだ。3番手はアンドレア・ロカテッリ(Pata Prometeon Yamaha)とトップ3は別のバイクメーカーが続いた。

 ドーピング検査の陽性反応が出たことで、4年間のレース出場の資格停止を科せられていたアンドレア・イアンノーネ(Team GoEleven)は4番手に入り、MotoGPから衰えのない走りを見せた。

 アレックス・ロウズ(Kawasaki Racing Team WorldSBK)は5番手、長い怪我からの復帰となるアルバロ・バウティスタ(Aruba.It Racing - Ducati)は7番手、カワサキからヤマハに移籍したジョナサン・レイ(Pata Prometeon Yamaha)は11コーナーでの転倒後は少ない周回しかしておらず15番手。移籍組のパフォーマンス次第で、今年は勢力図が大きく変わりそうだ。

 ホンダのチャビ・ビエルゲ(Team HRC)は16番手、イケル・レクオーナ(Team HRC)は19番手だが、午前に11コーナーでハイサイド転倒を喫して怪我を負い、23周のみで午後は走行できなかった。

 WorldSBKでは新たな参戦となるサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)は11番手で準備を整えていたが、ターン10で転倒を喫している。フィリップ・エッテル(GMT94 Yamaha)は午前に技術的な問題に見舞われて17番手。18番手のギャレット・ガーロフ(Bonovo Action BMW)は1コーナーで技術的な問題に見舞われ、リスタートしたが午後になっても調子が回復しなかった。

 22番手のタラン・マッケンジー(PETRONAS MIE Racing Honda)は3コーナーでクラッシュしてバイクに大ダメージを受けたがライダーは問題なかった。