F1は、レッドブルが現在進めているチーム代表クリスチャン・ホーナーの女性従業員に対する不適切な行為に関する内部調査について短い声明を発表し、この問題をできるだけ早く解決したいと考えていることを明らかにした。この話題が長引けば、約1週間後に迫ったバーレーンでのシーズン開幕前であっても、ファンの注目を集め続けることになってしまう。F1としては、レース以外のことが起きるのを避けたい考えだ。

 週末に発表された短い声明の中で、F1は「レッドブルがレッドブル・レーシングの内部疑惑について独立した調査を開始したことは承知している」と述べ、「公正かつ徹底的なプロセスを経て、早期に問題が明らかになることを願っている」と付け加えた後、「現時点ではこれ以上のコメントは差し控える」と締めくくった。

 F1に近い情報筋によると、ステファノ・ドメニカリCEOはプライベートでクリスチャン・ホーナーと話をし、今回の出来事について彼の言い分を聞き連帯を申し出ているが、企業としての立場はいかなる不適切行為も許されるものではない。したがってリバティ・メディアのトップマネジメントは、イギリス人マネージャーが2005年のスタート以来務めてきた仕事から身を引くことになれば、実際にはかなり安心するだろう。

 この話を最初に報じたオランダの新聞社とジャーナリストは、ホーナーに対する苦情の理由が、彼が当該従業員に送ったとされる非常に不適切な写真にあると主張する別の記事でこの話題に戻ってきた。

 注目すべきは、このジャーナリストがフェルスタッペン一家にとってもっとも身近な存在であり、マックス・フェルスタッペンが新たな契約にサインするたびにニュースを流すことも含めて、ヨス・フェルスタッペンと彼のビジネス仲間であるレイモンド・フェルミューレンから内部情報をすべて入手している人物であることだ。このため多くの人々は、オランダのファミリーが疑惑の発覚に関与しておりホーナーをできるだけ早く遠ざけることを望んでいると信じている。

 マックス自身はヘルムート・マルコと個人的に強い関係を築いていることを明言しており、これまでホーナーとの間で起きたすべての論争でつねにベテランのオーストリア人側に立ってきた。一方、イギリス人マネージャーとの関係は、2022年のモナコGPと昨年のオーストリアGPでフェルスタッペンがチームの全面的なサポートを得たいと考えていたにもかかわらず、ホーナーが僚友のセルジオ・ペレスを批判しなかったことを受けて、ここ数年で急速に薄れてきているようだ。

 チーム代表とスタードライバーを戦わせることは、どのチームにとっても理想的ではないことは明白だ。オーストリアの企業がフォード・モーターからジャガーF1チームを買収して以来、トップレベルの経営が安定しているおかげで大きな成功を収めているレッドブル・レーシングの運営にどのような結果をもたらすのか、この調査の結果はもう少し様子を見る必要があるようだ。