2月19〜20日、2024年MotoGPのカタール公式テストがロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた。レプソル・ホンダ・チームのジョアン・ミルは総合19番手、ルカ・マリーニは総合20番手で終えている。

 前回のセパン公式テストの際には、ホンダ勢は新しいスイングアーム、エンジン、シャシーを試していた。今回のテストではエンジンも決まってきたようで、セパンでテストしたスイングアームを4人で試しつつテストを継続していた。しかし今回は、初日にマリーニ、2日目にミルが体調不良に見舞われ、万全な体調でのテストとはならなかったようだ。

 ミルは初日に52周、2日目は32周と周回数を減らしたものの自己ベストをわずかに0.366秒更新。怪我はなかったようだが、転倒もあったために早期にテストを終了させて総合19番手で終えている。ホンダRC213Vの適応を進めるマリーニは、最終日には体調が回復したようで、60周をこなして2日間で計111周を走破した。さらにセットアップを大きく変えたことでスタートがやや出遅れてしまったようだが、自己ベストは1分52秒677をマークし、総合20番手という結果となった。

 ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)も同様に、テストと並行に適応を進めていた。初日は新しいエアロでタイムアタックを行い、路面状況が良くないなかでも9番手とトップ10に食い込む走りも見せた。計104周をこなしたザルコは、自己ベストを1分52秒162まで縮めており、ホンダ勢トップの総合17番手で終え、開幕前最後のテストを締めくくった。

 また中上は、大きめのフロントウイングと小さめのリヤウイングと新パーツの比較を行い、開幕戦に向けて引き続きセットアップを煮詰めていた。2日間で計102周を走り切り、2023年よりもマシンのポテンシャルを実感した中上は自己ベストを1分52秒384まで縮めて総合18番手で終えている。

■ジョアン・ミル(総合19番手)
「今日は起きたときから疲労感があり、気分がよくなかったんだ。最初の走行のあとにとても気分が悪くなり、体力を回復するために休まなければなならなかった。その後、コースに戻ることはできたけれど、体調は100%ではなく、予定していたメニューをこなせなかった」

「加えて、最後にコースインしたときにハイスピードコーナーで転倒し、その後のスタート練習もできなかったんだ。最終日を万全な体調で走れればよかったのだけれど、それでもこの2日間のテストを通じて前進できたと思っている。今はレースに集中し、最大限の結果を残せるように頑張るよ」

■ルカ・マリーニ(総合20番手)
「この2日間のテストでは、予定していたすべてのメニューをこなすことができ、より多くのことを理解できた。今日はマシンに大きな変更を加えたことで、最初の1時間をロスしてしまったんだ。それでも、この変更で貴重なデータを得ることができたし、開幕戦に向けていい準備ができたよ。乗るたびにフィーリングを改善できているけれど、まだ一周一周のパフォーマンスを向上させなければならないね」

■ヨハン・ザルコ(総合17番手)
「今回のテストの順位は僕達のポテンシャルを反映したものではないけれど、とても興味深いテストになったよ。たくさんのアイテムを試しながら、多くの周回を楽しめた。この2日間は、どの部分を改善すべきかを確認するのにとても重要なテストだった。ここまでのホンダの取り組みにはいい印象を持っているんだ。最後に、ここまでのチームの仕事に感謝したい」

■中上貴晶(総合18番手)
「何カ月か前に走ったときと比べると、大きく前進することができました。今年のウインターテストは、タイムや順位を追わず、マシンのセットアップに集中しようと決めていたので、その部分では満足しています。しかし、ほかのメーカーも大きく進歩していて、我々のポテンシャルが結果に反映されていない以上、まだまだ仕事を続けなくてはなりません。全体的には、いい仕事ができていると思います」