2024年F1プレシーズンテストが2月21日にスタート、バーレーン・インターナショナル・サーキットで全10チーム、18人のドライバーが走行した。初日に最速タイムを記録したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)が続いた。

 この日、レッドブルはフェルスタッペン、メルセデスはジョージ・ラッセルが終日走行したが、残りの8チームはレースドライバーふたりを走らせた。

■レッドブル:終日走行のフェルスタッペンが好発進

 チャンピオンのフェルスタッペンとレッドブルは、午前も午後もトップタイムを記録。午後終盤のベストタイムで2番手のノリスに1.140秒もの差をつけ、周回数も143周と、レース距離2回分を大きく越える距離を走った。

●マックス・フェルスタッペン(レッドブル)1番手(1’31.344/C3/143周)

■マクラーレン:2番手で堅実なスタート

 マクラーレンは、午後担当のノリスが2番手、午前担当のオスカー・ピアストリが9番手。ふたりは合計130周を走り、テストで堅実なスタートを切った。

●ランド・ノリス(マクラーレン)2番手(1’32.484/C3/73周)
●オスカー・ピアストリ(マクラーレン)9番手(1’33.658/C3/57周)

■フェラーリ:サインツ3番手、ルクレールは7番手

 フェラーリは、午後担当のカルロス・サインツが3番手、午前担当のシャルル・ルクレールが7番手。チームはテスト初日としての通常の作業に取り組み、さまざまな燃料レベルでC2およびC3タイヤを使用して周回を重ねた。

●カルロス・サインツ(フェラーリ)3番手(1’32.584/C3/69周)
●シャルル・ルクレール(フェラーリ) 7番手(1’33.247/C3/64周)

■レーシング・ブルズ:角田裕毅が午前を担当、リカルドが4番手タイム

 レーシング・ブルズ/RBは、午前に角田裕毅が走行、午前セッションに走った10人中5番手、一日総合では13番手となった。午後をダニエル・リカルドが担当、全体の4番手タイムをマークした。フェルスタッペンが記録したこの日のトップタイムとの差は1.255秒だった。リカルドには、ランス・ストロールのアストンマーティンから脱落したサイドミラーを間一髪で回避するというインシデントもあった。

●ダニエル・リカルド(レーシング・ブルズ)4番手(1’32.599/C3/52周)
●角田裕毅(レーシング・ブルズ)13番手(1’34.136/C3/64周)

■アルピーヌ:ガスリーが5番手

 アルピーヌは、午前にエステバン・オコン、午後にピエール・ガスリーを起用、ガスリーのタイムは全体の5番手、オコンは16番手という結果だった。ガスリーは、低速で走行していたサインツとターン12で接触しかける場面があった。チームは、燃料を多く積んでハード寄りのタイヤを使用した状態での走行を重点的に行っていたが、ガスリーはセッション終盤のタイムで5番手に浮上した。

●ピエール・ガスリー(アルピーヌ)5番手(1’32.805/C3/61周)
●エステバン・オコン (アルピーヌ)16番手(1’34.677/C3/60周)

■アストンマーティン:ストロール走行時にミラーが脱落

 アストンマーティンは、午後担当のランス・ストロールが6番手、午前に走ったフェルナンド・アロンソが8番手だった。ストロールのマシンからミラーが脱落するというアクシデントが発生。リカルドはミラーを回避したものの、ハースのニコ・ヒュルケンベルグは避けることができずに踏んでしまった。

●ランス・ストロール(アストンマーティン)6番手(1’33.007/C3/54周)
●フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)8番手(1’33.385/C3/77周)

■ステーク:マシンの感触はいいと両ドライバー

 ステークは、午前に走ったバルテリ・ボッタスが14番手、午後を担当した周冠宇は10番手だった。ボッタスは「充実したテストができた。昨年と比較して改善を図ることができたようだし、マシンに良い感触を持てた」とコメントしている。周冠宇も、「マシンは正しい方向に向かっており、改善する余地があるとはいえ、フィーリングはとてもいい」と述べた。

●周冠宇(ステーク)10番手(1’33.871/C3/63周)
●バルテリ・ボッタス(ステーク)14番手(1’34.431/C3/68周)

■ウイリアムズ:トラブル続きの初日に

 ウイリアムズは、午前のアレクサンダー・アルボンが15番手、午後のローガン・サージェントが11番手だった。チームは何度かトラブルに見舞われ、周回を思うように重ねることができなかった。アルボンは午前セッション終盤に、メインストレートでスローダウン、ターン3のコース脇でマシンをとめた。燃料ポンプのトラブルだったという。サージェントは高速でのスピンを喫し、その後にも走行を続けたが、一度ピットインしてコースに戻った直後、ドライブシャフトに問題が発生し、ピットに戻ることとなった。

●ローガン・サージェント(ウイリアムズ)11番手(1’33.882/C3/21周)
●アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)15番手(1’34.587/C4/40周)

■メルセデス:データ収集に集中。ラッセルはマシンに好感触

 メルセデスは、ジョージ・ラッセルが終日走行し、122周のなかで12番手タイムを記録した。チームによると、パフォーマンスよりも情報収集に集中したという。ラッセルは、昨年型よりも感触はいいと、ニューマシンへの感想を語っている。

●ジョージ・ラッセル(メルセデス)12番手(1’34.109/C3/122周)

■ハース:タイムは最下位も周回数は最多

 ハースは、午前にケビン・マグヌッセン、午後にニコ・ヒュルケンベルグを走らせた。ふたりはタイムでは17番手と18番手で、この日の最下位に沈んでいるが、周回数では合計148周と、チーム別で最多だった。小松礼雄代表は「まずまずの初日だった。一日を通して、ロングランでのタイヤマネジメントに取り組み、役立つデータを得ることができた」とコメントしている。

●ケビン・マグヌッセン(ハース)17番手(1’35.692/C3/66周)
●ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)18番手(1’35.906/C3/82周)