2月28日、2024年シーズンからFIM世界耐久選手権(EWC)にフル参戦をするTeam Étoile(チームエトワール)が新たに起用するライダーを追加で発表した。昨年の12月には大久保光と亀井雄大が加入したことが明かされたが、さらに3名がこのチームからレースを戦うことになる。

 Team Étoileは2024年から10年計画でEWCのSSTクラスに参戦する新チーム。チーム代表を務めるのは市川貴志氏で、12月15日の発表時点では大久保と亀井を起用することが発表されたいた。マシンはBMW M1000RR、タイヤはワンメイクのダンロップだ。

 今回はさらに3名のライダーを起用することをアナウンス。渡辺一樹を鈴鹿8耐を除くヨーロッパラウンド3レースで、第1戦ル・マン24時間には奥田教介を大久保の代役として起用し、渡辺と亀井の3名で挑む。また、「若手ライダーにチャンスを」というチーム方針で第4ライダーに川崎祥吾が起用された。

 初年度は全4戦を戦うのは亀井のみの予定だ。上記の通り渡辺は3戦、大久保はスーパースポーツ世界選手権(WorldSSP)を優先するために開幕戦ル・マン24時間、第3戦鈴鹿8耐には出場せずに、スパ8時間とボルドール24時間の2戦。奥田やイタリア選手権(CIV)SS600クラスに参戦している川崎が第2戦以降に出場するかは未定だ。

 まずは、フランスのル・マン-ブガッティ・サーキットで3月25〜27日に3日間のスポーツ走行を予定しており、4月2〜3日の公式テスト経て、4月20〜21日の第1戦ル・マン24時間を迎える予定となる。

■大久保光
「ライダー、メカニック、スタッフとメンバーもそろい、すごく楽しみな気持ちでいっぱいです。経験豊富なライダーがそろっているので、みんなで、しっかり仕事をこなしていければ、いいところまでいけるでしょう。開幕戦ル・マンは残念ながら出場することができませんが、事前テストは合流できるのでル・マンは走り慣れたコースですし、自分の経験を活かしてマシン作りに貢献できればと思っています」

■亀井雄大
「BMW、ダンロップ、サーキットと初めて尽くしのチャレンジになりますが、開幕戦ル・マンが楽しみです。12月に初めてBMW M1000RRを乗りましたが、すごくバランスの取れているいい車体だと思いました。24時間耐久は初めてですが、鈴鹿8耐の決勝では転倒したことがないので、淡々と走り切ることができれば、一緒に組むライダーも速いですし、上位でゴールできるはずです。そのためにも事前テストでベースタイムを上げておいて、決勝は80%の力でもある程度のタイムで走るのが理想です」

■渡辺一樹
「新しいチームということで声をかけていただいたことをうれしく思います。今シーズンはレーシングライダーとして活動できるか分からない状態でもあったのでチャンスをいただいた市川代表に感謝いたします。10年計画でEWCのトップチームを目指すプロジェクトは、市川代表の情熱を感じますし、その中で自分が今までの経験をもとにフィードバックできればいいですし、このチームだからこそ見えて来る可能性があると思います。今は、ル・マンで走ることを純粋に楽しみにしています」

■奥田教介
「渡辺選手、亀井選手というJSB1000クラスでトップを走る実力のあるライダーと一緒に走らせていただけるので、ボクは、どれだけ合わせ込んでいけるかが課題だと思っています。ル・マンは初めて走るコースなので速いチームメイトから学ばせてもらいながら短期間で攻略できるようにしていきたいですね。2人に遜色ないペースで走るのが目標です」

■川崎祥吾
「第4ライダーとして24時間レースのルマンとボルドールに参戦することができて大変うれしく思っています。事前テストを含めてレースウイークも走る機会があるので、1000ccの経験を積ませていただきながら、先輩ライダーから学ばせてもらいレーシングライダーとして成長できたらと思っています。このような機会をいただけた市川代表には感謝いたします。チームに少しでも貢献できるように頑張ります」

■市川貴志(チーム代表)
「ゼロスタートのチームなので1月は車両の準備やフランスに送る機材の準備に追われていました。2月の中旬になり、ようやく走行がしっかりできるようになり5人のライダーに集まってもらいました。多くの皆様のご協力、チームスタッフの頑張りのおかげでフランスに送る機材の目処も立ち間もなく渡仏いたします。3月下旬にフランスで新しいバイクのセットアップなどを進めていき、新たに加わっていただくことが決まった渡辺選手、奥田選手、川崎選手、そして亀井選手の4人で開幕戦ル・マン24時間を、しっかり完走できるように準備を進めていきます。引き続きご協力をお願い申し上げます」