3月23日、MotoGP第2戦ポルトガルGPの予選とスプリントがアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開催。予選で下位を占めたホンダ勢は、スプリントレースでジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)が14位、ルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)は18位。

 ホンダ・イデミツLCRの中上貴晶は17位で完走し、カストロール・ホンダLCRのヨハン・ザルコは転倒しリタイアに終わった。

 初日低迷からの改善を狙ったホンダ勢。しかし、予選では思うような結果を得ることができず19番手にザルコ、20番手にミル、21番手に中上、22番手にマリーニと下位に沈んだ。

 レプソル・ホンダ・チームの2台は、スプリントに向けてセットアップを変更。ミルとマリーニは、前向きな気持ちでスプリントを終えることができたようだ。

 20番グリッドからスプリントに挑んだミルは好スタートを切るも、第1コーナーの混雑の中で行き場を失い、思うようにポジションを上げることができず、オープニングラップは20番手に。

 その後はポジションを上げ、レース終盤にはアウグスト・フェルナンデス(KTM)とフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)をかわしホンダ勢ではトップとなる14位でフィニッシュ。トップ10フィニッシュのライバルたちと比べても遜色ないタイムをマークしている。

 マリーニは、12周のスプリントで多くの情報を集めようと走りに集中。最後尾グリッドから好スタートを切ったマリーニは、ほかのホンダ勢を追走し18位でフィニッシュ。スプリントに向けて変更したセットアップがプラスに働いており、決勝レースでのさらなる改善を目指している。

 後方から好スタートを切ったザルコは、レース序盤に15番手までポジションをアップ。その勢いでさらに上位を狙うも、4周目にフロントを失って転倒。再スタートを切ったが、そのままピットに戻りリタイアとなった。

 予選で改善に向けた手応えを得ていた中上は、スプリントレースに期待して挑んだが大きな前進はなく、17位でチェッカーを受けている。

 
■ジョアン・ミル(予選:20番手、スプリント:14位)
「セットアップでかなり大きなリスクをおかしたが、最終的にはとてもいいレースができた。まだ新しいマシンなので、レースが終わるたびにいろいろなことを学んでいる」

「午前中のプラクティスでは、予定していたステップアップができず、そのため予選では苦戦を強いられた。スプリントではトップ10に迫るペースで走ることができたが、後方グリッドからのスタートだったので、これ以上ポジションを上げるのは困難だった。しかし1秒もペースを上げることができたので、そのステップアップには満足している」


■ルカ・マリーニ(予選:22番手、スプリント:18位)
「今日のスプリントは、マシンの挙動を理解するために異なるセッティングで挑んだ。この変更のおかげで、コーナーの立ち上がりでいいポイントを見つけることができたが、ほかの部分が少し犠牲になってしまった」

「僕たちにとってスプリントは、いろいろなことを試すいい機会だよ。これからデータを分析し、ミルと彼のチームがマシンを改善するために、スプリントでどういう変更をしたのかをチェックしたい。明日のウォームアップで引き続き、改善を続けていきたいね」


■ヨハン・ザルコ(予選:19番手、スプリント:リタイア)
「完走できなかったのは残念です。バイクのフィーリングはとてもよく、スタート直後には何人かのライダーをオーバーテイクすることができました。その後、フロントを失って転倒し、再スタートを切りましたが、ピットに戻ることを決めました。明日のレースに向けてすべてのデータを分析し、さらに一歩前進したいです 」


■中上貴晶(予選:21番手、スプリント:17位)
「金曜日のフリー走行から厳しい走りが続いているので、今日の結果には驚いていません。いちばんの問題はリヤのグリップで、安定性もなく限界が低い感じがします。現状では攻めることができていないので、ライバルとの差は予想以上に大きくなっています。明日のウォームアップでさらにトライして決勝に挑みたいです」