ポルシェのハイパーカードライバーであるケビン・エストーレとローレンス・ファントールは、現DTMドイツ・ツーリングカー選手権チャンピオンのトーマス・プライニングとチームを組み、アヤハンカン・ギュベンを含むマンタイEMAのラインアップの一員して、ニュルブルクリンク24時間レースに参加する。

 このカルテットを形成する4名のドライバーたちは、6月1日から2日にかけて、ドイツのニュルブルクリンクで決勝レースが行われる『第52回ADACラベノール・ニュルブルクリンク24時間』で、“グレロ”カラーの911号車ポルシェ911 GT3 Rをドライブする予定だ。なお、同レースは今季2024年よりIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのカレンダーに組み込まれている。

 そのIGTCの開幕戦として、先月オーストラリアで開催された『レプコ・バサースト12時間』で、マット・キャンベル/ファントール/ギュベンを擁して優勝を飾ったドイツの強豪チームは、不本意な結果に終わった昨年のニュル24時間からの巻き返しを図る。

 エストーレとDTM王者プライニングが参加していたマンタイEMAによる2023年のキャンペーンは、“タイプ992”のニュルブルクリンク24時間レースデビュー戦で他のポルシェ勢をも悩ませた序盤のタイヤトラブルによって躓き、最終的にはリタイアとなった。ファントールとギュベンは同じくポルシェ陣営のダイナミックGTチームで昨年の大会に参加した後、2024年は名門チームのラインアップに加わることとなっている。

 ポルシェはこれまでのところ、好調な出だしで2024年シーズンを開始している。その中には先述のバサースト12時間だけでなく、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦『デイトナ24時間』や、WEC世界体躯湯選手権のオープニングとなった『カタール1812km』での総合優勝が含まれ、後者は世界選手権で6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)を駆るエストーレとファントールをフィーチャーした。

 マンタイ・レーシングが、ニュルブルクリンク24時間で最後に勝利を収めたのは2021年だ。この年はエストーレ、ミカエル・クリステンセン、マッテオ・カイローリがポルシェ911のGT3カーをドライブ。豪雨に見舞われたレースで大会最短距離の新記録を樹立しての優勝となり、レースがグリーンフラッグ下にあったのは10時間未満だった。