3月24日、MotoGP第2戦ポルトガルGPの決勝レースがアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われ、レプソル・ホンダ・チームのジョアン・ミルは12位でポイントを獲得。ルカ・マリーニは17位。

 ホンダ・イデミツLCRの中上貴晶は14位で今季初入賞を果たし、カストロール・ホンダLCRのヨハン・ザルコは15位で第2戦を終えた。

 予選とスプリントでは厳しい結果に終わったホンダ勢。決勝レースでは、レプソル・ホンダ・チームにとって大きな手応えを感じ取るレースとなったようだ。

 20番グリッドから好スタートを切ったミルは、オープニングラップに他者と激しく接触して遅れてしまう。しかし、レース後半に入ると次第にペースを上げ、トップ10と同じ1分39秒台でラップを刻み、その勢いをキープ。カタールGPの13位に続き、12位でチェッカーを受けた。

 初日にマシンの安定性に課題を抱えていたミルだが、決勝に向けて着実にマシンのセットアップを進めた。それと同時に、改善点も明確になってきたことを感じさせるレースを戦うことができ、金曜日の課題をチームとともに克服したことにミルは満足している。

 マリーニは、22番グリッドから好スタートを切ると序盤は18番手までポジションをアップ。その後も、自分のペースをキープして25周を走りきり、最終的に17位でチェッカーを受けた。金曜日、土曜日とマシンのセットアップに苦しんだが、決勝ではセットアップもよくなり、確実に前進したことを感じさせるレースを見せた。

 19番グリッドから決勝に挑んだザルコは、スタートでトラブルに見舞われ、ポジションを落としてしまう。しかし、そこから着実にポジションをばん回し、15位まで順位を上げレースを終えた。

 レースウイークを通じて、予想以上に難しい走りを強いられたザルコだが、開幕戦カタールGPの12位に続き、今大会もポイントを獲得し。RC213Vの改善に向けて、多くのデータを収集している。

 中上はプラクティス、予選と不安定なマシンに苦戦し、21番グリッドからの決勝レースに臨んだ。前日のスプリントで17位に終わった中上は、決勝に向けてマシンのセットアップを変更。その効果でブレーキングの安定性が向上し、タイムもポジションも上げることに成功。14位で今季初ポイントを獲得している。

 
■ジョアン・ミル(決勝レース:12位)
「12位という結果以上に、今日のパフォーマンスには満足しているよ。1周目にフランコ・モルビデリ(ドゥカティ)と激しく接触してしまった。スーツの右側はほとんど真っ黒になり、マシンにも大きなダメージがあった。この接触でワイドなラインとなり、追い上げるのが大変だったが、それでもトップ10を争うライダーたちと同じようなペースで走ることができた」

「僕たちが取り組まなければならないのは、このようなアクシデントをさけるためにも、予選でいいグリッドを獲得することだ。厳しい状況だった金曜日から今日までチームとHRCは素晴らしい仕事をしてくれた。彼らに感謝したいね」


■ルカ・マリーニ(決勝レース:17位)
「今日はカタールよりもいいレースができた。マシンも昨日に比べていい状態になり、レース終盤に向けて楽しく走ることができた。ミルのマシンはフィーリングがよくなっているし、経験豊富な彼はマシンから多くのポテンシャルを引き出している」

「結果はともかく、ポジティブな週末だったよ。多くのデータを蓄積できたし、セッティングでフォローすべき部分とそうでない部分もわかってきた。これからも前進していきたいね」


■ヨハン・ザルコ(決勝レース:15位)
「厳しいレースだった。正直、こんなに苦戦するとは思ってもいなかった。周回を重ねるたびに多くのことを学んだが、思ったようなペースで走ることはできなかった。しかし、最終的にポイントを獲得することができてよかった。次戦アメリカズGPに向けて、方向性が見えてきたと思う」


■中上貴晶(決勝レース:14位)
「昨日からそれほど大きく変わってはいませんが、決勝に向けてリヤのセットアップを変更し、その効果でブレーキングが安定しました。この変更は、コーナーからの立ち上がりを改善するのが狙いでした。その部分は改善できませんでしたが、今日の変化は次戦に向けての一歩となりました」

「今日は、もっといいポジションを獲得できたと思いますが、序盤、ルカ・マリーニの後ろで時間をロスしたのが影響しました。今日はポイントを獲得することができてよかったです」