ハースF1の元チーム代表ギュンター・シュタイナーは、F1で新たな役割を担った。活気に満ちたシュタイナーは、来たるF1第6戦マイアミGPのアンバサダーに選ばれたのだ。

 8年間ハースの指揮を執ったシュタイナーだったが、オーナーのジーン・ハースはチームのリーダーシップの交代を選択し、シュタイナーは代表の座から外されることになった。しかし、こうした逆境にもかかわらず、シュタイナーはF1パドックで必要とされている。シュタイナーは、今月初めにバーレーンでドイツの放送局『RTL』のコメンテーターとして新たな仕事に就き、先週末のF1第3戦オーストラリアGPではレース後にトップ3のドライバーのインタビューを行った。

 Netflixの『Drive to Survive(邦題:栄光のグランプリ)』シリーズで捉えられたシュタイナーの飾り気のない態度、鋭い機転、粗野な言葉遣いにより、彼は意外にもF1ファンのお気に入りとなり、アメリカでは実際に誰もが知る人物となった。シュタイナーは今後、F1のマイアミGPのプロモーターの利益のために、実際の彼以上に大きな個性を活かしていくことになる。

「1年で一番好きなレースのひとつになったマイアミGPのアンバサダーを務めることに興奮している」と、58歳のシュタイナーはコメントした。

「F1がアメリカで成し遂げてきた驚異的な成長を目の当たりにしてきたし、特にマイアミのようなレースがコースの一部に加われば、今後も成長し続ける可能性が非常に大きい」

「主催者の大胆なビジョンを反映したこのイベントは、アメリカの見事なショーとF1レースを、コースや街全体の活気に満ちた雰囲気に組み合わせている」

 マイアミは5月3〜5日に3回目のF1グランプリを開催する。マイアミ・ドルフィンズのハードロック・スタジアム周辺にある5.412kmのマイアミ・インターナショナル・オートドロームが、この華やかなイベントの会場となる。

 F1マイアミGP会長のタイラー・エップは「ギュンターはあらゆる年齢層のF1ファンに名を馳せており、我々のレースの完璧なアンバサダーだ」と述べた。

「彼はこのスポーツの競争心を体現しており、アメリカのF1がどのようなものになるか明確なビジョンを持っている。彼のような経験、評判、誠実さを備えた人が我々のイベントに参加することで、レースウイークの興奮は間違いなく高まり、新たなレベルへと引き上げられるだろう」