メルセデスF1は、日本GPの週末に“大きなプログラム”に取り組み、それまでよりも安定したプラットフォームを手にすることができたと述べている。チーム代表は、7位と9位というリザルトからは分からなくても、確実に進歩していると強調した。

 メルセデスは2024年を前にマシンデザインを刷新したが、W15はまだチームの期待に応えるパフォーマンスを発揮していない。

 日本GPの金曜フリー走行1回目は生産的なセッションとなり、状況はわずかに改善したかに見えた。しかしメルセデスはこの週末を、鈴鹿では過去10年で最も悪い結果で締めくくった。ジョージ・ラッセルは7位、ルイス・ハミルトンは9位にとどまったのだ。

 しかしメルセデスにとってはポジティブな収穫もあった。チームは、マシンの「より安定したプラットフォーム」を手に入れたと感じており、これを開発することで、W15のポテンシャルをさらに引き出し、マシンのパフォーマンスを向上させられることを期待している。

「我々が考えていた大きなプログラムは、週末を通してマシンをもう少し予測しやすいものにすることだった」と、メルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、チームによるYouTube動画のなかで、日本GPを振り返った。

「分かっているのは、マシンを適正なウインドウ内に入れることはできるが、風が変わって路面温度が変化すると、すぐにそこから外れてしまうということだ。それがレースや予選でのパフォーマンスの低下につながっている」

「今、我々がいるべき場所にいないことは間違いない。そのことは認識しているし、やるべきことがあることは分かっている。ただ、(日本GPでは)週末を通してマシンの作業が以前より容易だったのは確かだし、マシンバランスもより安定していた」

「我々には、すぐにでも解決しなければならない問題がいくつかある。だが、これまでより安定したプラットフォームを確保できたのは確かだと思う。週末を通しての挙動がより安定しているのだ。しかしやるべきことがあることは分かっているので、直ちにそれに取り組むつもりだ」

 トト・ウォルフ代表は、日本GPで、マシンの進歩に確かな手ごたえを得たとして、次戦中国GPでも改善が進むことに期待している。

「リザルトには表れなかったけれど、日本でマシンにおいて確かな進歩を成し遂げた。中国GPの週末に、それをさらに発展させていくことを楽しみにしている」