大荒れのケニアでトヨタ健闘。リスクマネジメントが「報われた」とカンクネン代表代行/第3戦デイ2
前日2本のステージでスタートしたサファリ・ラリー・ケニアは、金曜日のデイ2から一日を通してステージを走行する“フルデイ”がスタートした。
この日は、サービスパークから近いナイバシャ湖の周辺で『ロルディア』、『ケンジェン・ジオサーマル』、『ケドング』という3本のステージを、サービスパークの北側に位置するエレメンタイタ湖の近くで『キャンプ・モラン』のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行。8本のステージの合計距離は157.58kmと、4日間で最長の一日となった。
サービスパークの周辺は早朝から青空が広がり、午前中のステージはドライコンディション。ただし一部には湿っていたり、泥に覆われた区間も残る。そんななか始まったデイ2オープニングのSS3『キャンプ・モラン1』は、全長31.40kmと今大会でもっとも距離が長いだけでなく、道幅が狭くツイスティなコーナーが続く山岳ステージだ。
ここで前日総合5番手のエバンスは3番手タイムを記録し、総合2番手にポジションアップ。前日総合4番手のロバンペラは、4番手タイムで総合3番手に順位を上げた。一方、デイ1で総合2番手につけていた勝田は、ステージの途中でタイヤにダメージを負い2分以上をロス。総合13番手まで順位を下げることとなった。また、パヤリもステージの途中でタイヤ交換を余儀なくされ、3分以上を失い総合15番手に後退するなど、陣営内で明暗の分かれる蹴り出しとなる。
続くSS4ではエバンスが3番手タイムを刻むも、ロバンペラはハーフスピンを喫し遅れをとることに。しかしロバンペラはSS5でベストタイムを、SS6では2番手タイムを記録するなど、リズムを崩すことなく午前を走り切ってみせた。午前中の4本のステージが終了した時点で、首位のオィット・タナック(ヒョンデi20 Nラリー1)と24.4秒差の総合2番手にエバンスが、47.1秒差の総合3番手にロバンペラがつけ、デイ2を折り返した。
ナイバシャでのミッドデイサービスを経て始まった午後の再走ステージでは、首位タナックをエバンスとロバンペラが追う展開が続く。しかし、午後3本目のSS9でタナックがトラブルによって大きく遅れ、2番手タイムのエバンスが首位に、ベストタイムのロバンペラが総合2番手に順位を上げた。
そして、デイ2の最終ステージとなるSS10では、ロバンペラが今大会3回目のベストタイムを記録。SS10で右後輪のエアを失いながらも3番手タイムで首位を守ったエバンスと7.7秒差、総合3番手のタナックと47.7秒差の総合2番手でデイ2を終えた。
一方勝田は、午後のSS9でもタイヤにダメージを負うなど苦しい展開が続いていたが、この日最後のSS10ではベストタイムのロバンペラと0.3秒差の2番手タイムを記録し、この日のうちに調子を取り戻すことができた様子。波乱が続いたデイ2を、総合5番手まで挽回して走破した。
また、パヤリは初めてのサファリ出場であるにも関わらず4、5番手のタイムを刻むなど健闘。勝田と52.7秒差の総合6番手でデイ2を走り切っている。
今回、チーム代表のヤリ-マティ・ラトバラに代わってTGR-WRTを率いているユハ・カンクネンは、「チーム全体としてはポジティブな一日だった」とデイ2を振り返る。
「今日は長く、困難な一日だったが、我々のドライバーたちは安定して高いスピードを維持することができた。とくにループの最初のステージは非常に難しく、ハードにプッシュしてタイムを稼ぐこともできたはずだが、そこでラリー全体を失う可能性もあっただろう」
「我々のドライバーたちはそこで素晴らしい仕事をし、それが一日の最後に報われた。ここまでの戦いにはとても満足しているよ」
「ただ、これはとにかく長いラリーになるだろう。明日がまた別の一日になることを忘れてはいけないね。このイベントでは多くの事が急激に起こり得るし、戦いは日曜日まで続くことになるだろう」
大会折り返しとなるデイ3はSS11からSS16までの全6本が実施される。スペシャルステージの総走行距離は146.5kmとなる予定だ。
[オートスポーツweb 2025年03月22日]


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