藤枝市稲葉地区に伝わる盆の伝統行事「稲葉のとうろん」(稲葉のとうろん実行委員会主催)が12日夜、同市寺島の瀬戸川河川敷で開かれた。川辺で悪霊を鎮め、地域の安泰を祈る炎が夏の夜空を彩った。
 高さ10メートル前後の木の柱8基を河原に設置して、先端には木くずや花火などを入れた籠を付けた。地元住民たちは先端に火の玉が付けられた縄をぐるぐる回し、籠をめがけて次々と放った。炎は放物線を描いて夜空を飛び交い、籠に入ると点火した花火が豪快な音を立てて鳴り響いた。
 会場では太鼓演奏や稲葉小児童による合唱などもあり、祭りムードを盛り上げた。