今季最多の3失点を喫した広島戦から中3日。守備意識を高め、磐田はペースを握った。「90分通してわれわれのゲームだった」と名波監督。得点を奪えず白星は逃したが、3試合ぶりの無失点で連敗を阻止。前々節川崎戦までの6連勝を支えた安定した守備を取り戻した。
 こぼれ球の処理やリスク管理を徹底し、相手に隙を与えなかった。被シュートは6本のみ。「バランスがすごく良かった。しっかりと前節の反省ができた」と大井。集中力を切らさず、守り抜いた。
 数少ないピンチでは体を張った。前半は森下がクリスランの至近距離のシュートを体でブロック。後半もGKカミンスキーが決定的なシュートを止めた。守護神は「DFに多少の不安がある中、失点しなかったことは大きい」と話す。
 ボールを支配し、後半はほぼ敵陣でプレー。惜しいシュートも何本もあった。「7割以上こぼれ球を拾えたので、前体重でプレーできた」と名波監督。良い守備が良い攻撃を生んだのは間違いない。
 ゴール前の精度を欠き、8試合ぶりの無得点に終わった。ゴールは水物と言うが、「上位が見える中で、敵地で引き分けがオーケーとは言えない」と大井。どんな時も得点を奪いきる力を身につけるのが、次の課題だ。