ビー・エム・ダブリュー株式会社は、BMWの二輪車としては初のMモデル「BMW M1000RR」の予約受付を、2021年2月1日からBMW Motorrad正規ディーラーでスタートした。デリバリーの開始は2021年初夏の予定となっている。

BMW「M1000RR」概要

BMWの「M」シリーズの意味とは?

BMW“M”といえば、1978年にデビューしたミッドシップスポーツ・M1からスタートした、BMW製四輪の中でも特別なプレミアムブランド。現在でもレースでの勝利を目指してサーキットで培われたDNAを受け継ぐ高性能モデルがラインナップされている。

二輪では初のMモデルとして登場したM1000RRも、その成り立ちは四輪のMモデルと変わらない。最新技術を結集して開発されているBMW Motorradのスーパースポーツ・S1000RRをベースに、通常の量産モデルとは次元の異なる造り込みで、レーシングマシンに匹敵する高性能を目指している。

BMWのシフトカムテクノロジーを採用した排気量999cc水冷直4エンジンは、M1000RRでは燃焼室やポート形状が異なるシリンダーヘッドや2リング鍛造ピストン、チタンコンロッドなど、妥協を廃したチューニングを施されて、最高出力はS1000RRから5PSプラスされた212PS。中回転域でのトルクも増大し、レブリミットも500rpmアップした。ライディング・モードやダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)など、高精度な電子制御デバイス類も装備されている。

タイトなデザインのカウルには、サーキットと風洞で徹底的なテストを経てデザインされた、カーボン製のMウイングレットを装着。 加速時も減速時も大きなダウンフォースを発生してタイヤの接地圧を増大させ、さらにウィリーも抑制する。サーキット走行のためにジオメトリーを変更されたアルミ製ブリッジフレームは、調整が容易なスイングアームピボットも装備され、前後サスペンションも専用セッティング。

前後ホイールはカーボン製を標準装備。リアアクスルはクイックリリースに対応したもので、素早いリアホイール交換が可能。

さらにスーパーバイク世界選手権でのノウハウを活かしたMブレーキの採用で、最大限の耐フェード性と優れたコントロール性を両立。このようにM1000RRは、単にエンジンをパワーアップしただけのモデルではなく、あらゆる部分がスポーツライディングのために磨き上げられた特別な存在となっている。

税込価格はスタンダード仕様のM1000RRが378万3000円。さらにオプションであるMビレット・パッケージ、Mカーボン・パッケージ、220g軽いシルバー仕上げのスイングアームなどが最初から装着されている「Mコンペティション・パッケージ」は428万円。ボディカラーは、両モデルともに白地にライトブルー、ブルー、レッドを組み合わせた、Mシリーズ伝統のストライプカラーだ。

先行予約キャンペーンも実施中

なお、この予約受付スタートに合わせ、2月1日から4月30日までのM1000RRの予約注文者には、MのロゴマークとデザインがあしらわれたBMW Motorrad純正「Mバイクフロアマット」がプレゼントされる先行予約キャンペーンも実施されている。

BMW M1000RRの主なスペック

全長 2073mm
ホイールベース 1457mm
シート高 832mm(空車時)
車両重量 192kg
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 999cc
ボア×ストローク 80×49.7mm
圧縮比 13.5
最高出力 212hp/14500rpm
最大トルク 113Nm/11000rpm
燃料タンク容量 16.5L
変速機形式 6速リターン
ステアリングヘッド角度 66.4゜
トレール量 99.8mm
タイヤサイズ(前・後) 120/70ZR17・200/55ZR17
ブレーキ形式(前・後) Φ320mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク

まとめ:小松信夫

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