インドで2020年秋に発表され、日本市場での販売も期待されるホンダ「ハイネスCB350」。普通自動二輪免許で乗れる貴重な空冷シングル車の注目すべきポイントを月刊『オートバイ』のテスター・太田安治氏が解説する。

ホンダ「ハイネスCB350」太田安治の2021年モデル乗り味予測

空冷シングルの味わいを存分に堪能できそう!

丸みを帯びたタンク、段差が小さくフラットなシート形状は、1960年代後半のCBシリーズを彷彿させる。車体は同クラスのヤマハ・SR400よりわずかに大きくて重いが、乗った感じはほぼ同等だろう。

何よりも注目すべきは、70mm×90.5mmというボア×ストローク比1.293のエンジン。味わい深いエンジン特性で愛されたカワサキ・エストレヤの1.106を大きく上回り、現行モデルでは他に類を見ないロングストローク設定だ。低めの圧縮比と合わせ、穏やかなレスポンスと低中回転域でスタタッ! と鼓動を感じさせるエンジン特性に仕上がっていることは間違いなさそうだ。

車体各部の寸法、数値から見ると操縦性はかなり安定指向で、ロングツーリングも楽しめそう。個人的には、181kgの車体に21PSのパワーなので、高速道路走行の余裕がもう少し欲しい気もするが、このクラスでは貴重な空冷シングルの登場を喜びたい。

ホンダ「ハイネスCB350」主なスペック(インド仕様車)

全長×全幅×全高 2163×800×1107mm
ホイールベース 1441mm
最低地上高 166mm
シート高 800mm
車両重量 181kg
エンジン形式 空冷4ストSOHC単気筒
総排気量 348.36cc
ボア×ストローク 70×90.5mm
圧縮比 9.5
最高出力 15.5kW(21.08PS)/5500rpm
最大トルク 30N・m(3.05kgf・m)/3000rpm
燃料タンク容量 15L
キャスター角 27°05′
トレール量 120mm
変速機形式 5速リターン
タイヤサイズ(前・後) 100/90-19M/C 57H・130/70-18M/C 63H
ブレーキ形式(前・後) φ310mmディスク・φ240mmディスク

文:太田安治、オートバイ編集部

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