イタリアのバイクメーカー モト・グッツィの「VT85 TT」シリーズが新型に生まれ変わった。日本でも2021年6月に発売予定だ。ツーリングに特化した「V85 TT トラベル」やモト・グッツィの創立100周年を記念した限定カラーモデルも登場!

モト・グッツィ新型「V85 TT」シリーズの特徴

クラシカルなトラベルエンデューロが大きく進化
「モト・グッツィ100周年記念車」もラインアップ

80年代のダカールラリーを戦っていたラリーマシンのようなクラシック・エンデューロスタイルと、現代のテクノロジーを融合することで誕生した、モト・グッツィの個性的なアドベンチャーツアラーである「V85TT」シリーズ。

スタンダードな「V85TT」と、ツアラーとしての装備を充実させた「V85TTトラベル」の両モデルを揃えたラインアップや、大容量タンクや大型のカウルなどの個性的かつ機能的なアドベンチャースタイルや装備はそのままに、各部を大きくアップデートした新型がデビューする。

この新しい「V85TT」には、新型の853cc縦置き空冷Vツインエンジンが搭載されている。モト・グッツィを象徴する伝統的な基本構造を受け継ぎながら、ユーロ5規制をクリアするのと同時にパワーアップも図るため、プッシュロッドとロッカーのタイミングカムを改良し、スロットルバイワイヤの採用などエンジンの電子制御面もアップデート。

低・中回転域でのトルクが向上し、最高出力76HPを達成しながら燃費まで向上。クランクとコンロッドも大幅に軽量化されていて、レスポンスをシャープにしながら振動も抑えられた。

またライダーをアシストするライディングモードも、これまでのロード、レイン、オフロードの3モードに加えて、スポーツ、カスタムを追加して機能を向上。さらに長時間走行に役立つクルーズコントロールまで装備された。スポークホイールも新しくなり軽量化され、オンロードでの使用に適したチューブレスタイヤに対応するなど、各部にツーリングライダーの要求に応えた改良が施されている。

「V85 TT トラベル」には、左右への張り出しを抑えながら右側37Lでフルフェイスヘルメットが収納可能、マフラーがある左側も27.5Lという大容量を確保した使いやすいサイドパニアを標準装備。さらに大型スクリーンやグリップヒーター、LED補助灯も備え、スマートフォンを車両に接続しナビゲーションなど多彩な機能を利用できる「モト・グッツィ MIA」まで標準搭載されている。

モト・グッツィ新型「V85TT」シリーズのバリエーションと価格

税込価格は「V85TT」が149万6000円、「V85TTチェンテナリオ(100周年記念車)」が151万8000円。「V85 TT トラベル」は167万2000円。いずれも現在モトグッツィ正規販売店で予約を受け付け中で、6月から順次発売される予定。

ボデイカラーは、「V85TT」は従来モデルから引き継がれている80年代のモトグッツィ製ラリーマシンの伝統を受け継ぐ「モハべイエロー」に加え、特別仕様のモトグッツィ100周年記念車として用意される、伝説のレーサー「オットー・チリンドリ」をオマージュしたグリーンとマットシルバーの組み合わせに、記念ロゴなどを配した「チェンテナリオ」の2タイプを設定。「V85 TT トラベル」は、専用カラーの「サッビアナミブ」1タイプのみとなる。

モト・グッツィ新型「V85TT」シリーズの主なスペック

全長×全幅×全高 2240×950×1300〜1352mm(V85 TT)/1420-1445mm(トラベル)
ホイールベース 1530mm
シート高 830mm
車両重量 230kg(V85 TT)/243kg(トラベル)
エンジン形式 空冷4ストOHV2バルブV型2気筒
総排気量 853cc
ボア×ストローク 84×77mm
圧縮比 10.5
最高出力 76hp/7500rpm
最大トルク 82Nm/5000rpm
燃料タンク容量 21L
変速機形式 6速リターン
タイヤサイズ(前・後) 100/80-19・150/70-17
ブレーキ形式(前・後) φ320mmダブルディスク・φ260mmディスク

まとめ:小松信夫

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