幼少期振り返る、クロマティ氏「大事なのはベース踏むこと」

 MLBアジアのジム・スモール氏が司会を務め、前半部分ではクロマティ、村上の両氏が幼少時代を振り返った。
 
 クロマティ氏は、子ども時代に本塁打を放ったがベースを踏み忘れたというエピソードを明かし、「野球で最も大事なことはベースを踏むこと」とユーモアを交えながら語った。
 
 また、両氏の海外経験についての秘話も語られ、村上氏は1962年当時に南海ホークスの監督を務めていた鶴岡一人氏に、「もし南海に入ったらアメリカに行かせてやる」と口説かれ、大学進学の予定から一転、南海に入団を決断した経緯などを明かした。
 
 クロマティ氏は、伝説となっている頭部死球の翌日に病院を抜け出して、神宮球場で代打満塁本塁打を放った試合や、中日ドラゴンズ戦での大乱闘事件についても振り返り、会場の笑いを誘った。
 

海外での挑戦には「早くから心の準備を」

 講演会の最後には海外へ飛び出そうとしている日本の学生や大人へのアドバイスとして、クロマティ氏は「とにかく準備をすること。イチローがなぜ活躍をしているかというと、MLBに挑戦するはるか前から心の準備をしていた」と呼びかけた。
 
 村上氏は英語について「会話をすればするほど早く覚えられる。チームの中に入って友達を作っていました。会話をしないと絶対に言葉は覚えられない」と通訳がいない時代に米国で生き抜いた秘訣について話した。