デトロイト・タイガースが、30日(日本時間31日)にアレックス・アビラ捕手とジャスティン・ウィルソン投手をシカゴ・カブスに放出し、ジェイメル・キャンデラリオ内野手、アイサック・パレデス内野手と後日発表の選手または金銭をトレードで獲得したと複数ソースが報じた。
 
 このタイガース、実は2015年のシーズン途中からアビラの父親のアル・アビラ氏がゼネラル・マネージャーを務めている。父親は、タイガース一筋の息子が2015年にフリー・エージェントとなった際には引き留めなかったが、2016年オフに1年契約を結び直し、再び息子を自分のチームに入れることに成功していた。
 
 そして、今季のアビラは打撃が好調。シーズン当初はレギュラーではなかったが、キャリアハイでシルバースラッガー賞も獲得した2011年並みに打ちまくり、捕手または一塁手での出場が増え、打率.274、11本塁打、32打点の成績を記録していた。
 
 そこで行われた今回のGMの息子を絡めたトレード。『MLBネットワーク』のジョン・モロシ記者によると、1968年以降でGMがMLB級の自分の息子をトレードに出すのは初めてだという。内容自体はMLBではありふれたトレードだが、MLBでプレーしているGMの息子が絡んだため約50年の間では初の珍事となった。
 
 ちなみに、アビラと同時にトレードに出されたウィルソンは、左腕の中継ぎで、今回のトレード市場の中でも注目を受けていた選手だ。今季は42試合に登板し、3勝4敗13セーブ、防御率2.68の成績。カブスの中継ぎ陣を強化する活躍が期待される。