テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手は、トレードの噂から一転、ウェーバー公示を経ないでトレード可能な期限である7月31日午後4時(東部時間)までにトレードされず現時点では残留となった。
 
 トレード・デッドラインと呼ばれる選手をウェーバーにかけずにトレードできる期限である午後4時を前に多くのトレードが成立。先発投手が欲しいヤンキースはグレイを獲得し、アストロズは青木らとのトレードでリリアーノを獲得した。
 
 しかし、今回のトレード市場の目玉の一人であるダルビッシュのトレードはまとまらずに、ひとまずレンジャーズに残留という形で落ち着いた。本人も期限まで残り10分の地点で「10min!!」と自撮りでツイッターに投稿したが、この日の動きはなかった。
 
 今季のダルビッシュは22試合に登板し、6勝9敗、防御率4.01、137回を投げ148三振の成績。レンジャーズでは5シーズン(2015年は肘の手術で全休)で52勝39敗、782回2/3を投げ、960三振を記録している。
 
 一方で、MLBはトレード・デッドラインを過ぎても、選手をトレードで獲得することが可能だ。その場合、選手をウェーバー公示する必要があるが、公示後の交渉権は下位チーム優先で獲得することとなり、1球団としか交渉できなくなるため、意中の球団とトレードする難易度が上がることとなる。
 
 また、8月31日までにトレードで移籍しないと、ポストシーズンに出場できなくなるためその点も注意が必要となる。
 
 ダルビッシュがこのまま残留してレンジャーズとプレーオフに進出するのか、または、レンジャーズの成績次第で再度放出候補となるのか。8月に入ってもチームとダルビッシュから目が離せなくなった。