昨夏の覇者・作新学院(栃木)は、初戦で盛岡大付(岩手)に1−4で敗れた。地方大会平均約9得点の強力打線はなりをひそめ、わずか2安打に抑えられた。
 
 相手投手の好投に加え、守備のミスが絡み、試合の流れを引き寄せることができなかった。小針崇宏監督は「うまくヒットを狙うことができない中で、もうちょっとつなぐ意識をもって作戦を実行してもよかった」と反省の念を口にし、「悔しい負け方」と振り返った。
 
 4番・中島淳(3年)は「守備で少し隙があった。打てなくて、雰囲気も少し攻められ気味。(連覇がかかっていて)相手チームは必死に食らいついてくるし、負けじといったけどうまくいかなかった」と話す。
 
 昨年はエース・今井達也(現・埼玉西武ライオンズ)を擁し、54年ぶりに深紅の優勝旗を手にした。追われる立場となった新チームは、メンバーががらりと入れ替わった。
 
 “全員で戦うチーム”へ。昨夏を経験した主将・添田真聖と鈴木萌斗を軸に打撃に磨きを掛け、春の選抜・夏の甲子園への切符を掴んだ。
 
 夏連覇はかなわなかったが、小針監督は「春も夏も経験できた。派手なチームではないけど、一丸となってここまで来れたのはチームの頑張り」と選手をねぎらった。
 
 
取材協力・氏原英明