前橋育英(群馬)は9日の初戦に集中打で山梨学院(山梨)を12−5で下した。
 
 4年ぶりの夏の勝利。とどめの一発を決めたのは、4番の主将・飯島大夢(3年)だった。3回表に先制の適時打を放ち、7回表には左中間へのソロ本塁打で12点目のホームを踏んだ。
 
 「左手が使えないので、なんとか右手で押し込んだ」
 
 関東大会で左手首を骨折した飯島は、状態が万全でない中での試合出場。「けがでチームに迷惑をかけたが、甲子園で貢献できてうれしい」と笑みを浮かべた。
 
 荒井直樹監督は「あの1点は大きかった。けがをしてても4番がそこに座ってるのは、チームにとって大きい」と主砲への信頼を口にする。
 
 3本塁打を含む9安打、8盗塁の猛攻での初戦突破。1試合3本塁打は、指揮官にとって「監督人生初」という。「まさかこんなに点が取れるとは」と驚いた様子を見せるも、「攻撃面でいい形だった」と振り返る。機動力を生かした野球で次戦、明徳義塾(高知)に挑む。
 
 
取材協力・氏原英明