元西武ライオンズで活躍し、現在はシカゴで野球解説者を務めるダリン・ジャクソン氏が、現東北楽天ゴールデンイーグルスの松井稼頭央外野手について語った。『ファングラフス』が8日(日本時間9日)に報じている。
 
 ジャクソン氏が初めて松井に会ったとき、彼はわずか19歳だったという。松井はちょうどスイッチヒッターに転向するための練習をしていて、さらに遊撃手としての猛練習をしていた。
 
 「毎日、コーチはショッピングカートに恐らく500個くらいのボールを詰め込み、松井に向かってノックを打っていました。毎日です。私ももっと練習をしなければと感じたほどです。そして、『彼らは松井を殺してしまう。今夜試合に出るのに』とよく思っていました」
 
 しかし、松井はへこたれなかった。「この少年は本当に強かった。松井は強さ、コンディショニング、スピードなどのあらゆる面で、すべての選手を上回っていた。すべての選手です。彼はチームで最もすごいアスリートだったのです」
 
 「彼はイチローのような肩も持っていました」と振り返るジャクソン氏。「ボールが右中間に飛ぶと、彼はカットマンでした。私がボールを捕り、振り返ると、彼は外野のすぐそばにいるのです。コーチたちが彼にそこにいろと指示していたのです。なぜなら彼の肩はそれくらいにまで強かったからです」
 
 松井稼頭央は最高の肩を持っていて、最も速くて、さらにヒットも打てる。そのことを念頭に置くと、ジャクソン氏はMLBで成功しなかった松井を見て驚いたという。
 
 「松井が米国に来たとき、彼は28歳で、日本でスターになり、強いプレッシャーが彼にかかっていました」。さらにジャクソン氏は19歳のときの松井がとてもシャイだったということも振り返る。「英語を話そうとすることを恥ずかしがっていました。社交的ではなかったのです」
 
 「スターになって、他の日本人選手も米国に来ると、彼がここに来るのもまた自然なことでした。しかし、彼は実際の重圧に対処することができなかったのだと思います。彼の性質ではなかったのです」
 
 西武時代にはMVP、トリプルスリー、3度の盗塁王などの大活躍をした松井はMLBでは7シーズンを過ごし、630試合に出場、打率.267、32本塁打、211打点、615安打、102盗塁の成績だった。