今季からDeNAに新加入したジョー・ウィーランド投手(27)。開幕前こそ同じく新入団のフィル・クライン、スペンサー・パットンの方が期待されていたが、開幕後はウィーランドが最も安定感のある内容を残し、今永昇太・井納翔一・石田健大らと共に先発ローテーションを守り続けている。
 
 150キロ近くの速球、そして一番の武器となっている落差の大きいカーブで打者を翻弄。緩急を活かした投球で三振・凡打を量産して好成績を残し続けている。
 
 ウィーランドはここまで13試合に登板して84回を投げ6勝2敗、70奪三振、19四球、防御率2.36という好成績を残している。5月下旬に右肘の違和感で離脱し、7月上旬に復帰したため登板数は多くないが、その安定感は今季のNPBの助っ人の中でもトップクラスだ。
 
 そんなウィーランドは、今季登板で6回を下回ったことは1度だけで、3点以上を失った試合に至ってはゼロ。特に、クオリティ・スタート(先発投手が6イニング以上を投げ3自責点以内に抑えた時に記録される)は13試合中12試合で記録しており、リーグ屈指の安定感を誇っている。12回のQSは今永昇太と並んでチームトップ・リーグ7位の好成績だ。
 
 また、QSを達成できなかった4月28日の広島戦でも5回3失点と試合を作り、勝利投手となっている。
 
 そして、ウィーランドにはDeNAの球団史上初となる「助っ人2桁勝利」への期待が高まっている。DeNAは、前身の横浜ベイスターズ・大洋ホエールズを合わせても助っ人投手が2桁勝利をマークしたことがなく、歴代1位は2014年のギジェルモ・モスコーソの9勝、2位は2003年のドミンゴ・グスマンの8勝。
 
 ウィーランドは現在6勝で2桁勝利までは残り「4」となっており、現在の調子のままシーズン終了まで駆け抜ければ、自ずと白星も増え10勝にも到達可能だろう。
 
 抜群の安定感でアウトを奪い続け、チームの勝利に貢献しているウィーランド。果たして、夏場以降も安定した投球を披露し、DeNAの助っ人史にその名を刻むことはできるだろうか。