<第6日 第3試合 1回戦 ○奈良大付4―1羽黒●>
 
 第100回全国高校野球選手権記念大会は10日、阪神甲子園球場で第6日を迎えた。第3試合は、奈良大付(奈良)が4−1で羽黒(秋田)に勝利し、2回戦に駒を進めた。
 
 夏の甲子園初出場初勝利を果たした奈良大付。9回1失点と好投した先発・木村光(3年)は「うれしいですね」と満面の笑みで語った。
 
 試合は奈良大付が初回に先制点を挙げ、5回に1番・宮川寛志(3年)の右中間への2ランが飛び出し、3−0とリードを広げた。直後の裏に1点を奪われたが、その後は追加点を許さず。8回に4点目を奪い、リードを守り切った。
 
 直球とスライダーを効果的に使った投球で羽黒打線を抑えた木村。甲子園で自己最速143キロをマークする好調ぶり。9回132球を投げ、8安打8奪三振1失点だった。
 
 大舞台に序盤は緊張したという木村だが、「(羽黒は)中軸がよく打つのでそこを抑えたらリズムに乗れる」と強気のピッチングを見せた。打線も味方し、終盤は攻撃の合間のキャッチボールでアルプスの応援に合わせてスローイングする余裕も見せた。
 
 9回を投げ切り、「自信になった」と話した右腕。2回戦の強力・日大三打線に向け、「僕が打たせて取るピッチングで抑えたい」と力強く語った。
 
 
取材・文 山岸佳奈