新型コロナウイルスの影響による公式戦日程延期を経て、6月19日に開幕を迎えたプロ野球。異例の幕開けとなった今シーズンは、「特別ルール」の適用も決定している。これにより、一軍登録枠は例年の29人から31人に拡張。この2枠の増加により、一軍を経験できる選手も増えてくるだろう。
 

今シーズンのプロ野球はDAZNで!いつでもどこでも簡単視聴。1ヶ月無料お試し実施中!

 
 そこで、今シーズンの活躍が期待される12球団ブレイク候補選手を紹介していきたい。今回は、オリックス・投手編。

田嶋大樹

 1人目は、社会人卒3年目左腕・田嶋大樹だ。
 
 田嶋は、JR東日本から2017年ドラフト1位で入団。佐野日大高時代には3年春に甲子園出場を果たし、エースとしてチームをベスト4へ導いた。卒業後は社会人のJR東日本に進み、1年目から登板を重ね、3年目にはエース格として都市対抗出場に貢献した。
 
 ルーキーイヤーの2018年にはいきなり開幕ローテーション入りを掴み、初先発初勝利を記録。交流戦期間中にけがで離脱となり、そのままシーズンを終えることとなったが、12試合に登板し、6勝をマークする活躍を見せた。昨シーズンはけがの状態が思わしくないこともあり、開幕ローテーション入りは逃したが、交流戦期間中に約1年ぶりの一軍復帰を果たすと、復帰戦では白星を挙げた。最終的に10試合に登板し、3勝となった。
 
 先発ローテーションの一角として期待される今シーズンは、オープン戦では打ち込まれる場面もあったが、徐々に調子を上げ、2年ぶりの開幕ローテーション入りを決めた。20日の楽天戦では先発登板し、勝敗は付かなかったものの、5回1失点の好投を見せた。サイドスロー気味のフォームから投げ込む力強い速球を武器に、先発ローテーション定着を狙う。

張奕

 2人目は、大卒4年目右腕・張奕。
 
 張は、日本経済大から2016年育成ドラフト1位で入団。福岡第一高時代に甲子園出場は叶わなかったが、投手と外野を兼任し、チームの中核を担った。日本経済大では1年時から外野のレギュラーに定着し、リーグ戦新人王も獲得した。以降も主軸として活躍を続け、野手としてドラフト指名を受けた。なお、台湾国籍の張だが、日本の高校、大学を卒業してのドラフト入団であるため、日本人選手扱いとなっている。
 
 ルーキーイヤーは二軍で経験を積むも、打撃成績は低迷。翌2018年には外野手登録ながら投手として登板し、昨シーズンから正式に投手登録に変更した。投手としての能力を高く評価されていた張は、5月1日に念願の支配下選手登録を勝ち取り、シーズン序盤に一軍デビューも飾った。最終的に6先発を含む8試合に登板し、2勝を挙げた。
 
 今シーズンの開幕ローテーション入りは逃したが、まずは二軍で結果を残し、先発ローテーション争いに加わっていく。

村西良太

 3人目は、大卒ルーキー右腕・村西良太。
 
 村西は、近畿大から2019年ドラフト3位で入団。津名高時代の甲子園出場経験はないが、近畿大では1年時から登板を重ね、3年時にはエース格としてチームのリーグ戦優勝に貢献した。
 
 即戦力として期待される今シーズンは、当初リリーフとして考えられていたが、チーム事情もあり、オープン戦途中からは先発起用となった。すると練習試合では先発適性を発揮し、好投を続けた村西。首脳陣の評価も急上昇し、見事開幕ローテーション入りを手にした。25日のロッテ戦でプロ初登板初先発。3回5失点で敗戦投手となったが、確かな一歩を踏み出した。
 
 サイドスローから繰り出す150キロを超える速球と思い切りの良さを武器に、ルーキーイヤーからの活躍を目指す。
 
 その他にも榊原翼や、育成出身の漆原大晟、西勇輝(現阪神タイガース)の人的補償で加入した竹安大知など一軍レベルの若手投手を多くいるオリックス投手陣。今シーズンの活躍に注目していきたい。