6月に13連敗を喫するなど苦しい戦いが続いていた巨人だが、7月は10勝6敗1分と勝ち越しており、5カード連続で負け越しがない。投手陣では菅野智之、マイコラス、田口麗斗の先発3本柱が抜群の安定感を誇り、救援陣も7回・西村健太朗、8回・マシソン、9回・カミネロの“勝利の方程式”が確立されつつある。

 打線は6月までチーム打率リーグ5位の.239、リーグワーストの226得点だったが、7月のチーム打率は.266、得点はリーグ2位の74得点と向上。その要因に“超攻撃型オーダー”が挙げられる。

【巨人打線の月別打撃成績】
3・4月(25試合):打率.247 88得点/15本塁打
5月(24試合) :打率.228 67得点/13本塁打
6月(22試合) :打率.241 71得点/14本塁打
7月(17試合) :打率.266 74得点/15本塁打
※7/23終了時点


 前半戦最後となった7月12日のヤクルト戦で、開幕から三塁でスタメン出場を続けていたマギーが二塁で出場し、一塁に阿部慎之助、三塁に村田修一と、攻撃力のある3人を同時に起用した。

 そして、3・4月の月間打率.177と極度の打撃不振に陥っていた長野久義が復調して1番に入り、マギー、坂本、阿部、村田と続く強力打線を形成。さらに開幕から固定できなかった6番に故障で出遅れた陽岱鋼が収まり、得点圏打率.400と勝負強さを見せる。

 21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人戦』で解説を務めた野村弘樹氏は「ピッチャーからすると、マギーがホームランを打てるし嫌なんですよね。6番の陽岱鋼も中日戦でホームランがありましたから、そういった意味では重量打線。ピッチャーから見ても嫌ですよね」と1番から6番まで一発がある巨人打線を投手目線で評した。

 また、8番を打つ小林誠司の打率は.198だが「小林を出してしまうと次のピッチャーで送りバントで上位に回るという意味では、気の抜けない打線ですよね」と話す。

 23日のDeNA戦は敗れてしまったが、4点ビハインドの8回に陽岱鋼のタイムリー、亀井善行の3ランで一時同点に追いつく粘りを見せた。上位進出を目指す巨人が、“超攻撃型オーダー”で巻き返しを図る。

(ニッポン放送ショウアップナイター)