◆ 大矢氏「全体が噛み合っている」

 2位阪神に10ゲーム差を付けて首位に立つ広島。最短で2日に優勝がマジック点灯する可能性があり、リーグ2連覇に向けて視界は良好だ。

 ニッポン放送ショウアップナイターで解説を務める大矢明彦氏は「カープは油断だけですよ。非常にいい状態でゲームをやっている。死角がないと言ってもいい。チーム全体が噛み合っている」(7月18日に放送された『ショウアップナイタープレイボール』)とその強さに太鼓判を押す。

 大矢氏が“チーム全体が噛み合っている”と話すように、打線は“タナキクマル”、鈴木誠也のレギュラー陣が今季も引っ張り、投手陣も黒田博樹が現役引退、エースのジョンソンが離脱する期間もあったが、岡田明丈、大瀬良大地、薮田和樹といった若手先発陣が奮闘。救援陣もセットアッパーから守護神に配置転換となった今村猛をはじめ、一岡竜司、中田廉、中崎翔太、ジャクソンと安定している。

 またチーム成績をみても、打率(.280)、得点(518)、本塁打(104)、盗塁(74)はいずれもリーグトップの成績を残し、チーム防御率もリーグ2位の3.28を記録。投打に充実している。

◆ 山本昌氏「終盤に強い」

 プロ野球解説者の山本昌氏は「(試合)終盤に強いですよね。終盤に突き放したり、逆転したりするゲームが非常に多いです」(7月26日に放送されたニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島戦)と逆転勝ちの多さを強い理由のひとつに挙げた。

 リーグ最多の29度の逆転勝ちを誇る広島。ここまで象徴的な逆転ゲームといえば、7月7日のヤクルト戦が当てはまるだろう。3−8で迎えた9回、バティスタと菊池涼介のソロが飛び出すと、松山のタイムリーで2点差に迫る。さらに二死一、三塁のチャンスで代打・新井貴浩が3ランを放ち逆転。9回に一挙6点を奪った広島が大逆転勝ちを収めた。

 後半戦に入ってからも、7月19日の阪神戦では3−3で迎えた8回に8点を奪うと、9回に3点を加え、終わって見れば14−3で大勝したゲームもあった。

 接戦に持ち込めば、終盤に何かが起こるのが今年の広島だ。

◆ 若松氏「上手く選手を使っている」

 7月30日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 広島−ヤクルト戦』で解説を務めた若松勉氏は、「上手く選手を使ったりしていますよね。今日はレフトでバティスタ、エルドレッドを休ませていますので、この辺の使い方ですよね。若手とベテランの使い方が上手」と緒方孝市監督の手腕を評価する。

 広島は、二塁・菊池涼介、三塁・安部友裕、遊撃・田中広輔、中堅・丸佳浩、右翼・鈴木誠也らが基本的にポジションを固定されているが、捕手は石原慶幸と会沢翼、一塁・左翼は松山竜平、新井貴浩、エルドレッドらを上手く使い分けている。

 エルドレッドはリーグ2位の23本塁打を放てば、松山は規定打席に到達していないが打率は3割(.309)を超え、新井は7月30日のヤクルト戦で1本塁打4打点の活躍を見せる。休養を与えながら出場させていることが、功を奏しているといえそうだ。


 解説陣が戦いぶりを高く評価する首位・広島は、1日から本拠地・マツダスタジアムで、2位・阪神と直接対決。この3連戦に勝ち越し、さらに勢いを加速させることができるか注目だ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)