「『他の選手にこのピッチャーどうですか?』と聞かれても、凄いぞと言ったことないですから。このピッチャーは、大したことないぞ、と言うんですよ。1番バッターは、そういう気持ちで打席に立っている」。

 7月1日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA戦』で解説を務めた田尾安志は1番打者について、このように話した。

 今季の1番打者を振り返ると、桑原将志(DeNA)が12球団で唯一、1番打者で143試合にフル出場。安打数(161安打)は1番打者として12球団2位、本塁打(13本塁打)と打点(52打点)は12球団3位の成績だった。

 桑原と同様に1番打者として存在感を示したのが、広島のリーグ連覇を支えた田中広輔。田中は1番打者として12球団トップの安打数(164安打)、盗塁数(35盗塁)をマークした。田尾氏は田中の盗塁について8月6日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−広島戦』で「クリーンナップを迎えたところで2球目に田中が盗塁する。こういう攻撃は他球団ではなかなか見受けられない。こういう隙があればいつでもいくよという怖さを他球団も感じるんじゃないですかね」と話した。

 今季1番や3番を打つことの多かった秋山翔吾(西武)は、1番打者として12球団トップの20本塁打、65打点を記録。嶋重宣打撃コーチは秋山が今季本塁打を量産した要因について、「インパクトがもともと強いバッター。打球に角度がついている」(ニッポン放送ショウアップナイターのアナウンサーの取材時のコメント)と教えてくれた。さらに「年々体力もついてきている」と体の強さも要因のひとつに挙げた。

 1番打者のトップ3は以下の通り

【出場数】
1 143試合 桑原将志(DeNA)
2 142試合 田中広輔(広島)
3 122試合 西川遥輝(日本ハム)

【安打】
1 164安打 田中広輔(広島)
2 161安打 桑原将志(DeNA)
3 142安打 秋山翔吾(西武)

【本塁打】
1 20本塁打 秋山翔吾(西武)
2 16本塁打 茂木栄五郎(楽天)
3 13本塁打 桑原将志(DeNA)

【打点】
1 65打点 秋山翔吾(西武)
2 60打点 田中広輔(広島)
3 52打点 桑原将志(DeNA)

【盗塁】
1 35盗塁 田中広輔(広島)
2 32盗塁 西川遥輝(日本ハム)
3 20盗塁 京田陽太(中日)

※1番での成績

(ニッポン放送ショウアップナイター)