「典型的な脇役だと思うんですよ。進んで自己犠牲ができる選手が、2番を打つのが一番いいんです」。

 野村克也氏は、4月21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター巨人 − 阪神戦』で、2番打者についてこう語った。
 
 “自己犠牲”が求められる2番という打順で、輝きを放ったのが菊池涼介(広島)だ。2番打者での出場試合数(136試合)、安打(152安打)で12球団トップ、本塁打(14本塁打)、犠打(30犠打)は12球団2位、打点(56打点)は12球団3位と、送ってよし、打ってよしと、自己犠牲だけでなく、打って3番打者に繋ぐことのできる魅力的な打者だ。

 5月26日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島戦』で解説を務めた江本孟紀氏は『2番・菊池』について「今の2番バッターという役割をよく分かって出場していますよね。初球バントの構えで揺さぶったりとかね。先頭の2番から始まるにしてもね」と評価した。

 自己犠牲が求められることの多い打順だが、今季はペゲーロ(楽天)、梶谷隆幸(DeNA)といったバントのしない“攻撃的な2番打者”が増えてきた。

 春先楽天の快進撃を支えた『2番・ペゲーロ』は、本塁打(23本塁打)、打点(66打点)で、2番打者として12球団トップの成績を残した。池山チーフコーチ(今季)は、ニッポン放送ショウアップナイターの取材で、「メジャーでは“2番最強説”と言われているけど、打てるバッターを上位に置いた方が、打順が回ってくる機会が多くなるからね」とペゲーロを2番起用の意図を説明していた。

 2番打者の成績は以下の通り。

【出場数】
1位 136試合 菊池涼介(広島)
2位 130試合 源田壮亮(西武)
3位 117試合 今宮健太(ソフトバンク)

【安打】
1位 152安打 菊池涼介(広島)
2位 144安打 源田壮亮(西武)
3位 117安打 今宮健太(ソフトバンク)

【本塁打】
1位 23本塁打 ペゲーロ(楽天)
2位 14本塁打 菊池涼介(広島)
2位 14本塁打 今宮健太(ソフトバンク)

【打点】
1位 66打点 ペゲーロ(楽天)
2位 60打点 今宮健太(ソフトバンク)
3位 56打点 菊池涼介(広島)

【犠打】
1位 50犠打 今宮健太(ソフトバンク)
2位 30犠打 菊池涼介(広島)
3位 25犠打 大城滉二(オリックス)

(ニッポン放送ショウアップナイター)