◆ 大田は日ハム移籍で才能開花 

 今オフはソフトバンク・山下斐紹が楽天、楽天・西田哲朗がソフトバンク、ソフトバンク・山田大樹がヤクルトへトレード移籍した。

 トレードをきっかけに活躍した選手も多い。昨年でいえば、巨人から日本ハムへトレード移籍した大田泰示がその一人だ。巨人時代は松井秀喜さんが背負っていた『55』を与えられるなど、期待値はかなり高かったが、8年間で放った通算本塁打はわずかに9本。レギュラーを獲得することができず、16年オフにトレードで日本ハムへ移籍した。

 故障で開幕一軍を逃したが、4月23日に移籍後初昇格を果たすと、同日に行われた西武戦の第1打席で初安打をマーク。同月29日の楽天戦では移籍後初本塁打を放った。6月10日に行われた古巣・巨人との交流戦では、初回先頭打者本塁打を放ち、成長した姿を見せつけた。この本塁打に同日放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 日本ハム−巨人戦』で解説を務めた江本孟紀氏は「バットの振りが本当によくなった」と褒め、「巨人時代と比べて上下動がなくなりましたよね。スムーズに体重移動ができるようになった」と大田の進化を口にした。

 その後も、レフトやセンターのレギュラーで出場を続け、プロ9年目で初めて規定打席に到達。15本塁打、46打点はシーズン自己最高の成績を残した。江本氏は「ノビノビできていますからトレードが良かったですよね」(6月10日 ニッポン放送ショウアップナイター 日本ハム−巨人戦)と環境の変化を、活躍の要因に挙げた。


◆ エスコバーもDeNAに移籍後に中継ぎで活躍

 投手では、昨季途中に日本ハムからDeNAにトレード移籍したエスコバーが当てはまる。

 昨季日本ハムに加入したエスコバーは、14試合に登板して1勝2敗、防御率5.64と結果を残すことができず、新外国人ながらシーズン途中にDeNAにトレード。この移籍が結果的にエスコバーにとって好影響をもたらした。

 DeNAに移籍後はビハインドゲームでの登板が多かったが、巨人と3位を争ったシーズン終盤には勝ち試合で投げる機会も増え、27試合に登板して1勝2敗、防御率3.44という成績を残した。

 山下、西田、山田は大田やエスコバーのように新天地で花を咲かすことができるか注目だ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)