明治神宮野球大会 4日目
高校の部 準決勝
○ 中京大中京 10 − 9 天理 ●

 二転三転となった中京大中京と天理の準決勝は、サヨナラ決着となった。

 天理は試合開始直後の1回、無死一塁、2番・山元(2年・能勢中)がバスター攻撃。これが右中間への適時三塁打に。さらに相手の暴投もあり、2点を先制する。中京大中京もその裏、4番で主将の印出(2年・原中)が右前適時打で1点を返す。

 それでも、天理は7番・河西(2年・橿原中)ソロ本塁打、3番・瀬(1年・上中)の近畿大会から3試合連続となる左翼席への2ラン本塁打など、6回まで毎回の12安打、毎回の8得点を挙げる。

 しかし、中京大中京は7回一死二・三塁から3番・中山(2年・沢上中)の中犠飛で5−8と3点差に迫ると、さらに8回は一死満塁から2番中嶌が左中間へ2点適時打を放ち、ついに1点差とする。なおも一死二・三塁とすると、3番・中山が外角球に食らいく。打球は二塁手のグラブを強く弾き2点エラーに。これで中京大中京が逆転、ついに9-8とリードを奪った。

 9回表二死走者なしと追い込まれた天理は、7番・河西がこの日3本目となる右翼ポール際へのソロ本塁打。土壇場で天理が9-9の同点に追い付く。

 延長タイブレークの可能性もあったが、9回裏、中京大中京は相手の2失策もあり、2死満塁の大チャンス。ここで2番・中嶌(2年・朝日中)が8回途中から登板していた天理2番手の吉岡(2年・天理中)のカーブを右前へ運び、サヨナラ適時打。

 10−9で中京大中京が勝利し、初の決勝進出。20日の決勝は、ともに初優勝をかけて健大高崎と中京大中京が戦う。

▼ 中京大中京・高橋宏斗投手
「自分の球を投げきっていたが、天理打線が自分の実力を上回っていた。自分の実力不足だと思う。(9回表、一時同点の本塁打は)ツーシーム。沈む球を意識して投げた。2ストライクと追い込んだ場面で、ボール球で良かったちころを抑えようという気があってストライクゾーンに投げてしまった。きょうはチームに勝たせてもらったゲーム」。

▼ サヨナラ打の中京大中京・中嶌優内野手
「バットの先だった。勝てたことが嬉しい。あと1つ。新チームになって、目標は神宮制覇でやってきた。自分たちらしい野球をやりたい」。

▼ 3本塁打の天理・河西陽路内野手
「完璧な当たりで嬉しかった。(3本目は)打たなければ負ける、というところで全身全霊で気持ちを込めて打った。(1試合3本は)ないです。(来春センバツへ向けて)この調子で打撃も成長していって、守備もエラーなしでいけるように頑張っていきたい」。


(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)