◆ 気になるブルペンの穴

 与田監督のもと初めて戦ったシーズンは終盤までクライマックスシリーズ出場権を争いながらも5位に終わり、結果的には7年連続のBクラス。それでも若手投手の台頭、中堅野手のレギュラー定着など収穫も多く、来季へ期待が高まるシーズンでもあった。

 今季は野手陣でチームを支えてきた大島洋平、平田良介、ビシエドに加えて、阿部寿樹、高橋周平がレギュラーに定着し存在感を示した。京田陽太も含めた打線が多少なりとも上積みをできれば課題の「得点増」も見込めるはずだ。また、アルモンテも故障の具合が気になるものの残留決定。来季に向けて布陣は固まりつつある。 

 気になる点といえば、このオフに今季「最優秀中継ぎ」のタイトルを獲得したジョエリー・ロドリゲスが退団したこと。今季64試合登板で防御率1.64、44ホールドポイントの活躍ぶりがMLB球団の目に留まり、自由契約を経てテキサス・レンジャーズへ移籍することになった。

 そこで中日が代役候補に立てたのがドミニカ共和国出身の左腕、ルイス・ゴンサレス。メジャー経験はないが、マイナー通算550イニングで570奪三振をマークしており、新セットアッパーとして期待を寄せられている。

 ブルペン運営という部分でみれば新加入・ゴンサレスを含め、レジェンド岩瀬の背番号13を受け継いだドラ2左腕・橋本侑樹や現有戦力がどれだけロドリゲスの穴を埋められるか――。近年固定できていない“勝ちパターン”を確立し、8年ぶりのAクラスを目指したいところだ。

◆ 2019年内のIN/OUTまとめ

【IN】

▼ 補強
<投手>
ルイス・ゴンサレス

<外野手>
モイセ・シエラ(育成)

▼ ドラフト
<投手>
橋本侑樹(2位/大阪商業大)
岡野祐一郎(3位/東芝)
岡林勇希(5位/菰野高)
竹内龍臣(6位/札幌創成高)
松田亘哲(育1位/名古屋大)

<捕手>
郡司裕也(4位/慶應義塾大)

<内野手>
石川昂弥(1位/東邦高)


【OUT】

▼ 自由契約
<投手>
松坂大輔 ⇒ 西武へ
ジョエリー・ロドリゲス ⇒ MLBレンジャーズへ

<捕手>
武山真吾 ⇒ 現役引退
杉山翔大 ⇒ 琉球へ

<内野手>
亀澤恭平 ⇒ 琉球へ

<外野手>
友永翔太
近藤弘基 ⇒ 現役引退