◯ DeNA 6−1 ヤクルト ●<横須賀スタジアム>

 今週末に開幕予定だったイースタンリーグは、新型コロナウイルスの影響で練習試合に。三浦大輔新二軍監督の下、新たなスタートを切ったヤングベイスターズは、本拠地・横須賀スタジアムで見事な勝利を飾った。

 先発は開幕ローテーションをほぼ手中に収めている平良拳太郎。5回を被安打1、無失点に抑える貫禄のピッチングを見せると、続く中川虎大も最速150キロ、ほとんどが140中盤から後半というストレートを軸に、4回1失点というリレーを見せた。

 打撃陣は、4番の細川成也が2安打2打点2盗塁。1番の宮本秀明はライト防御ネットに突き刺さる2ランを含む3打点の活躍を見せた。また、ゴールデンルーキーの森敬斗も「H」のランプをともし、ショートの守備も無難にこなした。

 試合後、平良について三浦監督は「真っ直ぐはスピードも出ていて押せていた」と昨年からの成長を評価し、中川に関しても「前回はストライクが入らなかったが、しっかりと修正してきた。今日のようなボールが投げられるピッチャー」と目を細めた。

 期待の高卒ドラ1の森についても言及。「今日は良かった。まだ課題も山積みだが、下を向かずに前向きに取り組んでいる」と、野球に対する姿勢を評価した。


◆ とにかく積極的に

 この試合で目立ったのは、キャッチャーが弾くのを見て、すかさずサードを陥れた森や、細川の2盗塁など、次の塁を積極的に狙っていく姿勢だ。

 三浦監督も「行けるときはどんどんトライしてくれと言っている。(誰に対しても)オレは走ることはないのかなということはない。失敗を恐れて積極性を失うことなく、失敗したらコーチと一緒に学んで減らすことが大切。もちろん闇雲に行くのではないけれど、理由があればどんどん行って欲しい」と推奨している。

 さらに、「走塁もバッティングもそうですが、ピッチングでもフォアボールで逃げないで、ゾーンで積極的に勝負する。走攻守、すべてにおいて」と、自身の目指す方向性を明確に語った。

 現役時代から「打てるもんなら打ってみろ!」をキャッチフレーズにしていた“番長”の掲げる「積極性」。横須賀の地で、18番を背負い続ける男が理想とする野球の一端が垣間見えた。


取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)