ソフトバンクからロッテへFA移籍した福田秀平の外野守備に注目だ。

 福田といえば2011年から15年にかけて“32”連続盗塁成功というパ・リーグ記録を持つが、外野の守備でも16年4月9日のオリックス戦で失策したのを最後に、276試合連続で無失策中だ。

 福田は外野の守備で心がけていることについて、昨年行われた入団会見で「選手のデータなどを頭に入れ、外野守備コーチとポジショニングなどを相談して、それと打球に対する反応の一歩目をすごく大事にしています」とポジショニングを強く意識していると明かした。

 今季からプレーするZOZOマリンは、海に近いため強い“マリン風”が吹き、風速が10メートル以上のときもある。ソフトバンク時代も何度もマリンでプレーした経験があるが、マリンの“風”をしっかりと味方にしていく必要がありそうだ。「風が強いですけど、早く体に染み込まさせて、たくさんいいプレーをしていきたいと思います」と話している。

 3月20日に開幕が予定されていたプロ野球は、新型コロナウイルス感染拡大により、5月中の開幕を断念し、交流戦の中止が決定。6月中旬から下旬以降の開幕を目指している。143試合を予定されていたが、試合数が減少することが予想され、マリーンズがリーグ制覇するためにも、これまで以上に1つのミスが命取りとなりそうだ。その点、守備が上手な福田が加入したことは、チームにとって非常に大きい。

 高い守備力、走塁力を数多く披露するためにも、外野のレギュラーで試合を出続けることが重要になってくる。外野手は福田をはじめ、荻野貴司、マーティン、角中勝也、清田育宏、岡大海などレギュラー争いが熾烈。シーズン通して試合に出場するためにも、守備と走塁と同じように、打撃でも安定感が求められる。

 1年間試合に出場し続ければ、チームメイトの荻野をはじめ、西川遥輝(日本ハム)、金子侑司(西武)、辰己涼介(楽天)とライバルは多いが、自身初となるゴールデングラブ賞も見えてくる。走攻守で安定した成績を見せ、マリーンズのリーグ制覇に導くような働きを見せて欲しい。

▼2016年以降の外野守備成績
16年:試68 刺殺83 補殺1 失策2 守備率.977
17年:試84 刺殺61 補殺0 失策0 守備率1.000
18年:試67 刺殺42 補殺0 失策0 守備率1.000
19年:試64 刺殺67 補殺0 失策0 守備率1.000

文=岩下雄太