◆ 全体練習初日に

 DeNAのラミレス監督が19日、ウェブ会議サービス「ZOOM」を使用した取材に応じた。

 この日から全体練習が再開されたベイスターズは、午前10時から野手陣と投手陣に分かれ、横浜スタジアムのグラウンドで汗を流した。

 3月25日の練習試合以来となるチームメイトとの再会に、指揮官は「率直にみんなと会えてとてもハッピー」とコメント。選手には「挨拶をして、コミニュケーションをとってコンディションなどを聞いた」といい、「残念ながらこのような状況なので、体調を管理して、しっかりと身体を作ってきてください」と伝えたという。

 久々に見た選手について「身体の硬かった選手もいれば、準備の整っている選手もいた。ただ初日なので、さほど問題はない」と語り、「ソト、ロペスはもう少し時間がかかるかなと感じたが、佐野、柴田は良かったし、キャッチャーでは伊藤、嶺井は驚くほどバッティングが良かった。オースティンはタイミングの取り方がパーフェクトで、オープン戦、練習試合と良かった状態をキープ出来ている」と評価した。

 また、通常の開幕に向けて練られていたプランには「コンディション次第だが、4番・佐野などは継続したい。ピッチングスタッフもローテーションのイメージはもっているが、これから見て決めていきたい」と、状況・状態に合わせて慎重に進めていく方針を明かした。


◆ 開幕へ向けて

 6月後半に開幕を目指す方向については、「NPBがどのような決断を下しても従っていく。適切な時にプレーボールが聞こえると思いながら、我々はベストなコンディションにしていかなければ」と述べ、そのために練習の強度を上げつつ、紅白戦などの実戦も「状況を見ながら考えていく」意向を示した。

 開幕がずれ込んだことで「間違いなく試合数は減るので、調子が良くないから後で挽回するという考えは良くない。“Day by day Baseball”をしっかり最初から100パーセントで行って、高い集中力でシーズンを戦う」と、一戦必勝の必要性を説いた。

 ステイホームが長く続いている中で「子供たちとポジティブに過ごせた。一時は野球のことを完全に忘れるぐらい」と、家族との濃密な時間に笑顔を見せたが、これからは「もちろん切り替えて、野球を中心に考えていく」と、勝負師の顔を見せたラミレス監督。5年目の開幕へ向け、徐々にピッチを上げていく。


取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)