◆ ファームでは12試合で防御率0点台

 楽天は21日、育成選手契約となっていた福山博之投手(31)と、支配下選手としての契約に合意したことを発表した。背番号は「164」から昨年まで背負っていた「64」に変更となる。

 2010年のドラフト会議で指名を受け、大阪商業大学からドラフト6位でDeNAに入団した右腕は、打者転向を断ったことなどもあり2012年10月に契約解除に。その後、同年11月に楽天と契約し、2013年には22試合に登板。2014年からは4年連続で65試合以上に登板し、防御率も1点台から2点台をキープするなど、ブルペンの中心的な存在として活躍した。

 その後、右肩痛などもあり2018年、2019年は思うような悔過を残せず、昨年7月に右肘と右肩の鏡視下クリーニング手術を受け、昨オフに育成選手契約となっていた。そして、育成選手として迎えた今季、ファームではここまで12試合(11回1/3)に登板し、0勝0敗1セーブの防御率0.79と安定した成績を残して再び支配下選手契約を勝ちとった。

 福山は球団を通じて「もう一度チャンスをくださったチーム、また、リハビリに関わってくださった方々に感謝します。一球一球、魂を込めて投げていきます」とコメント。石井一久GMも「投げられない、辛い時期があったと思いますが、残りのシーズンで躍動した福山選手の投球とブルペンのリーダーとして期待しています」と期待を寄せた。

 リーグ序盤は首位争いを演じていた楽天だが、リーグトップの得点力を誇る一方で失点数はリーグワースト、その影響もあり現在は首位と7ゲーム差の3位に位置している。同日には広島からD.J.ジョンソン投手も獲得するなどブルペン陣を補強し、終盤戦での巻き返しを目指す。

▼ 福山博之投手コメント
もう一度チャンスをくださったチーム、また、リハビリに関わってくださった方々に感謝します。
一球一球、魂を込めて投げていきます。

▼ 石井一久ゼネラルマネージャーコメント
福山選手に関しては、大きな手術で大変な時期を昨年から過ごしてきましたが、今年の投球を見て、彼本来の動きや投球ができるところまで戻ってきてくれました。
シーズン開幕した時点から、彼の背番号64番を作り待っていました。
投げられない、辛い時期があったと思いますが、残りのシーズンで躍動した福山選手の投球とブルペンのリーダーとして期待しています。