◆ サントスが入団

 ロッテは27日、BCリーグ・富山でプレーしていたサンディ・サントス選手と育成契約での入団が決まったと発表した。

 サントスは94年生まれの26歳で、右投げ右打ちの外野手。富山でプレーした今季、38試合に出場して、打率.396(140−44)、11本塁打、46打点の成績を残した。規定打席には届かなかったが、本塁打はリーグ5位、打点はリーグ6位だった。また、投手としても3試合に登板している。

 サントスは球団を通じて「プロ野球選手として新たな機会と、私を信じて頂いた千葉ロッテマリーンズにとても感謝しております。私の目標は、来シーズンのチームの勝利に貢献できるように、オフシーズンは一生懸命練習を重ね、さらに成長して日本に戻ってくることです。宜しくお願いします」と決意を述べた。


◆ フローレス、和田もBC富山出身

 過去にBC富山からマリーンズへ育成選手として契約を結んだ外国人選手でいえば、フローレスもその一人。昨年はBCリーグの富山でプレーし、「日本の文化などを学びました」と、22試合に登板し、130回2/3を投げて、9勝7敗、防御率2.00の成績を残した。

 昨年10月にZOZOマリンスタジアムで行われた入団テストを受験し、育成選手として入団。フローレスは入団した当時の年齢が30歳。育成契約初年度が26歳以上の外国人選手は、支配下登録選手になる場合、3月末までにならなければならないという決まりの中、春季教育リーグ、二軍練習試合で12イニングを投げて無失点に抑えるなど好投し、3月31日というギリギリのタイミングで、支配下登録選手となった。

 日本人選手でも、和田康士朗が17年育成ドラフト1位でマリーンズに入団を果たしている。和田はプロ1年目の18年から武器である“足”を生かすために、走塁技術、盗塁技術を磨いた。今年2、3月の練習試合、オープン戦で存在感を発揮し、シーズン開幕前の6月に支配下選手登録を勝ち取った。

 サントスも支配下選手登録を掴むためにも、春季キャンプ、練習試合から“結果”でアピールしていく必要がある。ロッテの外野陣を見渡すと、荻野貴司、マーティン、清田育宏、角中勝也、福田秀平、菅野剛士、藤原恭大、和田など層が厚い。その一方で、マリーンズのチーム事情でいえば、“長打”の打てる右打者が少ない。今季富山で38試合・11本塁打を放った“長打力”を披露することができれば、十分にチャンスがあるといえるだろう。

 サントスは、フローレス、和田のようにBC富山→ロッテ育成→支配下選手登録を掴むことができるか注目だ。

▼BC富山からロッテに入団した主な選手
ペゲーロ(18年〜18年途)
和田康士朗(18年〜)※20年6月1日に支配下選手登録
フローレス(20年〜)※20年3月31日に支配下選手登録

文=岩下雄太