このオフにDeNAからFA宣言した井納翔一は、巨人へ移籍した。

 井納は12年ドラフト3位でDeNAに入団し、2年目の14年に11勝をマークすると、18年にリリーフを務めた時期もあったが、DeNAの先発ローテーションを長きにわたって支えた。昨季は17試合に先発して、6勝7敗、防御率3.94という成績だった。

 過去に横浜から巨人へFA移籍した投手を調べると、門倉健、山口俊がいる。門倉氏は横浜最終年となった06年に2年連続2桁勝利をマークし、同年オフに巨人へFA移籍。移籍1年目は開幕2戦目の古巣・横浜戦に移籍後初先発し、7回1/3を投げ2失点に抑えるも、援護に恵まれず敗戦投手。8月に移籍後初白星を挙げたが、移籍1年目は1勝5敗、防御率5.97という成績に終わった。

 山口俊はDeNA最終年の16年に自身初となる2桁11勝を挙げ、球団初のCS進出の立役者となった。同年オフにFA権を行使し、巨人へ移籍。移籍後初登板となった6月14日のソフトバンク戦に先発し、6回を無安打無失点に抑え、後を受けたリリーフ陣も無安打に抑え、継投によるノーヒットノーランで初白星を手にした。ただ、移籍1年目の白星はこの1勝に終わっている。

 昨年7月17日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA−巨人戦』で解説を務めた江本孟紀氏は同試合で、6回に岡本和真をストレートで見逃し三振に仕留めた場面に、「まっすぐで入って最後まっすぐでアウトをとる。あれをひとつ参考にしないと。井納はもっと伸びていきますよ。ストレート中心のピッチングが一番楽だし、長いイニングが投げられますよ。それを最後に岡本に投げた配球を頭に入れてやると、2桁勝つのは夢じゃない。これだけいい球が投げられて、いいものをもっている。考え方ですよ」と話している。

 新天地で自身初となる2桁勝利を達成し、リーグ3連覇に貢献することができるか注目だ。

◆ FAで巨人に加入したDeNA出身の投手の成績

門倉健
移籍前:28試 10勝9敗0S 防4.84 [06年]
移籍後:12試 1勝5敗0S 防5.97 [07年]

山口俊
移籍前:19試 11勝5敗0S 防2.86 [16年]
移籍後:4試 1勝1敗0S 防6.43 [17年]

(ニッポン放送ショウアップナイター)