◆ 3年総額1億200万ドル(約107億円)…

 コロナ禍のなかで、新シーズンの開幕に向けた準備が進められているアメリカ・メジャーリーグ。近年は特にFA史上の停滞が顕著で、キャンプインのギリギリまで大物の去就が決まらないといったことが多々あったが、今年はこのタイミングで“目玉”の移籍先が決定したようだ。

 昨季のサイ・ヤング賞右腕でシンシナティ・レッズからFAとなっていたトレバー・バウアー投手(30)が現地時間の5日(日本時間6日)、昨季のワールドチャンピオンであるロサンゼルス・ドジャースと契約合意に至ったことが、MLB公式サイトなどの現地メディアで報じられた。

 報道によると、その契約は3年総額1億200万ドル(約107億5000万円)。1年目の年俸は4000万ドル(約42億1000万円)で、この時点でメジャー史上最高額。さらに2年目は4500万ドル(約47億4000万円)に更新されることも決定済み。ただし、1年目と2年目の終了後には契約を破棄できる権利も付いているという。


 バウアーはコロナ禍の昨季11試合に登板して5勝4敗も、防御率は1.73という圧倒的な成績を披露。ダルビッシュ有らと争ったサイ・ヤング賞レースを制し、自身初となる投手最高の栄誉に輝いている。

 2019年のオフには日本を訪れ、DeNAの二軍施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」に突如現れたことでも話題に。このオフもオファーを受けるのはメジャー球団に限らないといった話から、ソフトバンクやDeNAがラブコールを送るシーンも見られた。

 “投げる科学者”とも言われるほど研究熱心な右腕は、超大型契約の重圧をはねのけ、新天地で輝きを放つことができるか。新たな戦いから目が離せない。