◆ 充実戦力の楽天はいかに?!

 充実の戦力を引っ提げて2013年以来の優勝を狙う楽天が、Bクラスからの脱却を狙う日本ハムを本拠地に迎える。

 オープン戦の楽天は6勝6敗の勝率.500だったが、消化試合数が12球団で3番目に少ないなか、総得点は12球団最多の58点、チーム打率も12球団2位の「.266」だった。一方で防御率はワースト3位の「3.98」。対する日本ハムの方が防御率自体はよく、全体的にそこまで低い数字ではなかったが、パ・リーグ勢では唯一、借金を背負ってのフィニッシュとなった。

【オープン戦の戦績】
楽:    ★★ ☆★☆−−☆ ★☆☆★☆★(6勝6敗)
日: ☆★ ★★ ★☆ −★☆ ☆★ ★☆★(5勝8敗)


◆ 先発だけじゃない!充実の打撃陣がチームを牽引?

 打撃陣はオープン戦でも好調。特に1番に入るであろう辰己涼介や定位置確保を目指す小郷裕哉が存在感を発揮し、序盤は当たりが出なかった小深田大翔や茂木栄五郎にも終盤は復調の兆しが見えてきた。死球により最後の数試合を欠場した浅村栄斗も大事には至らず、島内宏明が4割で首位打者に輝くなど、打線は充実。まずは開幕戦で、昨季3戦3敗の上沢を攻略できるか注目だ。

 一方の投手陣は、開幕投手の涌井秀章が開幕前最後の登板で乱調だったことは気になるが、経験値は十分。昨季の日本ハム戦は4戦で2勝0敗、防御率2.67と安定していた。3戦目の早川隆久は未知数だが、2戦目に登板する田中将大はオープン戦で流石の投球を見せており、十分に計算できそうだ。楽天にとって大きいのは、昨季不安定だったリリーフ陣に松井裕樹が帰ってきたことだろう。


◆ エースで勢いに乗れるか?!

 こちらも打線は西川遥輝、近藤健介という抜群の出塁率を誇るふたりが健在。野村佑希、中田翔、大田泰示らもまずますの成績を残しており、オープン戦では状態が上がりきらなかった渡邉諒も含めた中軸が、西川、近藤の出塁率を生かし切れるのかがカギを握りそうだ。

 投手陣に関しては、2度目の開幕投手に指名された上沢直之が昨季、3戦3勝、防御率0.81と楽天打線を圧倒。その上沢で星を落とすようなだと、厳しい3連戦となるかもしれない。大きな戦力の上積みがなかった中で抑えに回った杉浦稔大には期待できそうだが、あとはそこまでどう運んでいくか。10年目を迎え、チームを知り尽くした指揮官の手腕に期待がかかる。

 

◆ 過去の対戦成績を振り返ると…
【近年の対戦成績】
20年:楽天 11−3−10 日本ハム
19年:楽天 13−1−11 日本ハム
18年:楽天 10−2−13 日本ハム
17年:楽天 16−0−9 日本ハム
16年:楽天 8−0−17 日本ハム

 近年は比較的拮抗した対戦成績が続いているが、昨季は楽天が本拠地で7勝5敗と勝ち越している。


▼ 日本ハム
(中)西川遥輝
(指)近藤健介
(三)野村祐希
(一)中田 翔
(二)渡邉 諒
(右)大田泰示
(左)松本 剛
(捕)宇佐見真吾
(遊)中島卓也

▼ 楽天
(中)辰己涼介
(右)小郷裕哉
(左)島内宏明
(指)浅村栄斗
(三)鈴木大地
(遊)茂木栄五郎
(一)銀  次
(捕)太田 光
(二)小深田大翔


◆ 試合情報(予想先発)
▼ 3月26日(金)
楽天(涌井秀章)−日本ハム(上沢直之)
<楽天生命パーク/16時>

▼ 3月27日(土)
楽天(田中将大)−日本ハム(加藤貴之)
<楽天生命パーク/14時>

▼ 3月28日(日)
楽天(早川隆久)−日本ハム(北浦竜次)
<楽天生命パーク/13時>