◆ フォーム改造にも着手

 プロ野球は7月16日・17日に開催されたオールスターゲームを最後に一時休戦。

 五輪期間中、ペナントレースは約1カ月の中断期間となり、それぞれが前半戦で見えた課題と向き合うこととなる。




 横浜DeNAベイスターズは本拠地・横浜スタジアムが野球競技のメイン会場となっていることもあり、選手たちはファーム施設である「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で汗を流す。

 この日、練習後のZOOM取材に登場したのが、重量打線を支える来日4年目の頼れる助っ人ネフタリ・ソト。

 今季はコロナの影響で来日が遅れたため、前半戦は70試合の出場。打率.262、本塁打はリーグ8位タイの15本で折り返している。



 今シーズンは春のキャンプに参加することができず、来日が叶ったのも3月27日。

 「調整が難しい部分はありました」としながらも、「しっかりと自分のできることは出せたかなと思います」と、自身の前半戦を振り返る。

 昨季はチームトップの25本塁打を放ちながら、「あまり良くなかった」と納得の行くシーズンではなかったようで、「スタンスをちょっと変えました」と言う通りオフにプエルトリコでフォームの改造に着手した。

 「いつも一緒にトレーニングをしているパーソナルトレーナーにお願いをして、自分の動きのメカニズムを分析してもらい、自分の身体に合ったフォームにしました」と新たな挑戦について語り、「去年と比べて状態の良い時はすごく良い感覚がある。うまく続けていけたらなと思います」と、手ごたえも口にしている。


◆ 「後半戦への準備をしっかりしていく」

 盟友タイラー・オースティンとの関係も良好だ。

 「今年は昨年以上に一緒に行動しているので、彼のことをよく知る機会が増えました」と語った通り、難しい情勢のなかで単身異国で戦う者同士、その絆は増している。

 「本当にナイスガイ。人間としても、野球人としても素晴らしい人」と絶賛する相棒は、アメリカ代表として五輪にも参戦する。

 「トラック競技がすごく好き」だと言うソトも、「野球が復活して、日本やアメリカ、ドミニカなどのチームにも友達や知り合いがいる。すごく楽しみにしています」と興味津々。

 また、コロナ禍でのおうち時間では「フォートナイト」に熱中していたことも告白。「自分の人生で初めてやったゲーム。結構ハマっています」と笑顔を見せた。


 「オリンピックブレイク中も、今まで通り練習で取り組んできたことを同じように続けていって、後半戦への準備をしっかりしていく」と意気込みを語り、付け加えた「自分だけじゃなく、チームがもっとよくプレーできるように」という言葉は、まさにベイスターズを引っ張っていく姿勢の表れ。

 ハマの背番号99は、2年連続キングに輝いた2018年・2019年と同じように、この夏も「チョーーーースゴイ!」ホームランを量産してくれることだろう。


取材・文=萩原孝弘