◆ その陰に中嶋監督の存在も?

 オリックスは竹安大知が3日のソフトバンク戦に先発登板。6回を投げて76球、被安打1の無失点という内容で今季3勝目を手にした。

 その結果、首位に立つチームは引き分けを挟んで7連勝を飾り、2位・ロッテとの「1.5」差をキープしている。今回の7連勝に関しては、その全ての試合で先発投手に勝ち星がついており、その投手力の高さが、あらためて浮き彫りになった。

<9月>
25日 ○ 3−2(先発・山本由伸/勝利投手・山本由伸)対楽天
26日 △ 1−1(先発・竹安大知/勝利投手・なし)対楽天
28日 ○ 5−2(先発・山﨑福也/勝利投手・山﨑福也)対ロッテ
29日 ○ 15−2(先発・山﨑颯一郎/勝利投手・山﨑颯一郎)対ロッテ
30日 ○ 4−3(先発・田嶋大樹/勝利投手・田嶋大樹)対ロッテ
<10月>
1日 ○ 2−1(先発・宮城大弥/勝利投手・宮城大弥)対ソフトバンク
2日 ○ 6−0(先発・山本由伸/勝利投手・山本由伸)対ソフトバンク
3日 ○ 3−0(先発・竹安大知/勝利投手・竹安大知)対ソフトバンク

 3日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた解説者の岩本勉さんは、先発した竹安の好投を讃えつつ、全試合で先発投手が責任投手となっている現状を「強いチームの特徴」と評価。さらには、「リリーフ陣が試合をひっくり返されていない事実もある」と続け、リリーフ陣が逆転を許していない点にも注目した。

 また、現役時代に捕手として活躍した解説者の達川光男さんも同日の放送に出演。「今年の好調の要因はキャッチャーにあると思う」と述べ、その理由を次のように説明した。

「今まではゾーンから外れたところに構えていたが、若月も伏見もゾーンの中でピッチングをさせることができるようになった。だから四球がめちゃくちゃ減っている。際どいコースに投げるより、力のあるボールをゾーンに投げていくというのが、中嶋監督の方針なのではないか」。

 実際、昨季は120試合で与四球が「458」だったが、今季はここまで128試合を消化して「372」と激減。現役時代に中嶋聡監督とバッテリーを組んだ経験のある岩本さんも、「現役時代に(中嶋監督に)受けてもらったことがありますが、ゾーンから離れて構えるキャッチャーではなかった。その印象がすごく残っている。ゾーンの中でゆさぶっていく。それがキャッチャーに伝わっているように思う」と、達川さんの見解に同調した。

 この試合では、三塁手・宗佑磨の好守に助けられた場面もあり、投手力・守備力を含めた総合的なディフェン力の高さがチームに勝利をもたらしていた。

 吉田正尚の負傷離脱は大きな痛手だが、その中で手にした大きな白星。あすからは連勝中の日本ハムを本拠地に迎えての3連戦、オリックスの快進撃はどこまで続くのか注目だ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』