◆ 宮城大弥が5回5失点

 パ・リーグ首位のオリックスが2位・ロッテとの“マジック点灯”をかけた今季最終戦に臨んだが、1−6で敗戦。オリックスの自力Vが消滅すると共に、ロッテに優勝マジック「9」が点灯した。

 オリックスの先発はローテ再編により久々の登板となった宮城大弥。かつてU−18日本代表でチームメイトだった同学年の佐々木朗希との投げ合いとなったが、初回からロッテ打線に捕まってしまう。一死から中村奨吾に右安打を許すと、マーティンには四球を与え、続くレアードに適時二塁打を打たれて失点。さらにエチェバリアにもセンターオーバーの2点適時二塁打を打たれて3点のリードを許した。

 宮城は、2回にも中村に適時打を、3回には藤岡裕大に適時打を浴びるなど、5回を100球、被安打8、自己ワーストの5失点という内容で降板。その宮城は、「ここが一番大事なゲームというところで、全然投げることが出来なくて。申し訳ないです」と肩を落とした。

 一方の打線は、佐々木朗から初回に二死一、二塁のチャンスを掴んだが、その後は二塁すら踏ませてもらえず、最速158キロのストレートを軸に、6回を無失点に抑えられた。 ロッテは佐々木朗の後を、唐川侑己、ハーマンでつなぎ、最終回は東妻勇輔。T-岡田が意地の16号ソロを放ったが、反撃もそこまでだった。

 順位に変動はなかったが、「0.5」差に迫ってきた2位・ロッテの消化試合が3試合少ないこともあり、ロッテにマジック「9」が点灯した。


 試合後、オリックスの中嶋聡監督は「しょうがない。どのピッチャーにも重圧はかかる。(重圧が)ないやつはいないので、自分たちが今までどうやってきたのか。それが出来ていないというのがある。それを早く取り戻さないといけない。数試合でも、1打席でも、1球でも早く、自分たちの野球を取り戻さないといけない」とコメントし、メンタル的な部分を課題に挙げた。

 また、「ピッチャーは難しく考え過ぎてるのかな。球種とかコースとか深く考え過ぎていると思うので、シンプルにいかせます。シンプルに自分のボールを、何を投げるかより、どこに投げるかが大事になってくる。そこをピッチャーには考えて欲しい。バッターには、1球1球、自分が甘いと思ったらいけばいいし、しっかり見極めもしなきゃいけない。そういうのを一つ一つやらせていく」と続け、原点に立ち戻って指導していく考えを示した。

 泣いても笑っても残り7試合。目の前の一戦一戦に集中していくだけだ。

取材・文=どら増田


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