◆ CSファイナルステージは11月10日に開幕

 オリックスは3日、京セラドーム大阪で全体練習を行った。右腕・バルガスや大下誠一郎、宜保翔らフェニックスリーグに参加していた選手らが合流。また、死球による右手首骨折で戦列を離れていた主砲・吉田正尚も元気な姿を見せ、別メニューで汗を流した。

 吉田正は、全体練習のためグラウンドに集合した選手とは離れ、ポール間のランニングから練習をスタートさせた。その後、短い距離のダッシュなどを行い、アップを終え近くを移動する投手陣から声をかけられ、笑顔で応える場面も。

 サインプレーの確認などの非公開練習の後、キャッチボールを行い、打撃練習中にはただ一人守備に就いて生きた打球を処理して、試合勘を養っていた。

 吉田正は10月2日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で死球を受け、右手首を骨折しリハビリ中だった。27日の25年ぶりのリーグ優勝時には、選手会長として胴上げや祝勝会に参加していた。

 青学大の先輩で、本塁打王を獲得した杉本裕太郎は「正尚が帰ってくれば、チームはもっと強くなる。いるのといないのでは、相手投手に与えるプレッシャーが違う」と吉田正の存在の大きさを語り、「勝ち続けて、あいつ(吉田正)に最高の舞台を用意できるよう、みんなで頑張りたい」と早期復帰を望んでいただけに、その姿が選手ら与えた好影響ははかり知れない。

 今季、ケガでフル出場は出来なかったが、2年連続首位打者と最高出塁率の2冠に輝いた主砲の練習復帰。「チームの勝ちが、いいリハビリになった。11月10日には何とか帰って来られるように、戦う準備をして戻りたい」とは、優勝時のコメントだが、CSファイナルステージからの戦列復帰に大きな期待が集まる。


文・写真=北野正樹(きたの・まさき)



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