○ DeNA 7 − 0 楽天 ●
<1回戦・横浜>

 横浜開港を祝う昨夜の花火が、序盤から横浜スタジアムに場所を移したかのように打ち上がり、一気にゲームの流れを掴んだDeNAが楽天とのカード初戦を見事に飾った。

 初回、楽天先発の瀧中瞭太に対し、2番・柴田竜拓が安打で出塁すると、3番・宮﨑敏郎がやや内に入ったストレートに素直に反応し、左翼席まで運ぶ4号2ランで先制。3回には柴田、宮﨑の連続四球後、4番・牧秀悟が初球のど真ん中のチェンジアップを振り抜き、左翼席上段に突き刺す14号3ラン。序盤3イニングの一発攻勢で試合の主導権を握り、6回に中押し、8回にダメ押しと理想的な試合運びで加点した。

 先発の大貫真一は3回までで68球を費やす苦心のピッチング。会心の投球とはいかなかったが、5回まで無失点で粘り、勝利投手の権利を得て降板した。リリーバーも入江大生の2回パーフェクトピッチングを筆頭に無失点リレーでつなぎ、守りでもこの日から一軍昇格した森敬斗が試合途中から遊撃に入りファインプレーを披露。グラウンドで躍動するナインがベイスターズファンを魅了した。

 先制弾を放った宮﨑は「うまく反応できた」とお立ち台で納得の表情。牧も「打った瞬間です」と自身4試合ぶりの一発にドヤ顔で応じ、スタンドからは大きな拍手が送られた。

 試合後、三浦大輔監督は、今季4勝目を掴んだ大貫の投球について「(楽天打線が)粘ってくることはミーティングでもわかっていたこと。その中でホームを踏ませなかったことは非常に大きかった。粘り強く来られたところを、それ以上に粘り強く投げたと思います」と評価した。

 また、「先制点で打線に勢いをつけてくれた」と宮﨑の一発を振り返り、牧の一発には「集中力ですね。連続四球でタイムの間が入って再開して、ピッチャーも(ボールを)長く持ったりしながらの初球をキッチリ打てるところは、4番の貫禄というか風格ですね」と最敬礼していた。

 流れを重視する中で、6回は関根大気が犠打を失敗した後に、1番・佐野恵太が適時打を放ち中押し点を奪った。「送れなかった後の追加点ですから。佐野はああいう場面でしっかり決められる。あの1点は非常に大きかった」とキャプテンが攻撃のミスをリカバリーした一打を高評価。

 故障の影響で出遅れていた森についても「(今季初出場で)いきなりスーパープレーができる。元々ポテンシャルは高い選手ですけど、うまくなったなぁと思って見てました」と目を細めた。

 「いい形でカード頭のスタートが切れたので、この雰囲気を大事にやっていきたいと思います」と気を引き締めた指揮官。今日の快勝の勢いに乗り、苦手の週末も打破していきたいところだ。


写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)


【動画】DeNAは牧の特大アーチで主導権!楽天戦ハイライト