○ 西武 4 − 2 オリックス ●
<10回戦・ベルーナドーム>

 西武はリーグ戦再開の初戦を白星で飾り、交流戦の最終カードから3連勝。今季の借金を「1」とし、勝率5割復帰にリーチをかけた。

 試合前時点で防御率1.29を誇る難敵・山岡泰輔を相手に、西武打線は3回までゼロに抑え込まれたものの、4回二死一塁から5番・栗山巧の右翼線二塁打に続き、6番・外崎修汰も左翼線へ適時二塁打を放ち2点を先制。6回には4番・山川穂高が21号ソロを左翼席に放り込み加点した。

 山岡の代名詞でもあるスライダーをとらえ主導権を握った西武打線は、さらに一死二・三塁とチャンスをつくり山岡を6回途中でマウンドから引きずり下ろすと、平沼翔太の左飛で代走出場していた三塁走者・滝澤夏央が間一髪ホームインの好走塁。正遊撃手の源田壮亮が合流してもなお一軍に帯同し続けている若獅子が持ち味を発揮して、チームに4点目をもたらした。

 投げては、ドラ3ルーキー・古賀悠斗とバッテリーを組んだ先発の髙橋光成が5回までノーヒットピッチングの快投を見せ、8回途中5安打2失点と好投。8回にピンチの火消しを託された2番手・平良海馬が宗佑磨に適時打を許し2点差とされたものの、後続は許さなかった。

 最終回は守護神の増田達至が締めくくり通算160セーブ目。髙橋光成は5月13日・楽天戦以来、自身5試合ぶりの白星となる今季5勝目(6敗目)を掴んだ。

 決勝打を放った外崎は、試合後のヒーローインタビューで「いいスタートを切れたと思います」と再開したリーグ戦の初戦を白星で飾ったチームの総意を代弁した。

 4回の先制打の場面は山岡の宝刀・スライダーでカウントを稼がれ、カウント2−2に追い込まれたが、5球目のスライダーに食らいついて値千金打。「(狙い球を)何にしようというよりも、『なんとか、なんとか…』という必死な考えしかなかった。良いところに落ちてくれたので嬉しかったです」と冷静に振り返った。

 4連敗中だったエースにも白星がつき、「本当に最近は(髙橋)光成が良いピッチングをしてくれていたんですけど、なかなか打って助けることができなかった。今日も良いピッチングしていましたし、なんとか先制点をとりたいと思っいたところで打てたので良かったです」と安堵の表情を浮かべていた。