◆ 好打者に共通するポイントを指摘

 コロナ禍に見舞われている阪神は5連敗。複数の主力選手を欠くなか、活躍を期待されている4番・佐藤輝明は、この5連戦で17打数1安打、1打点、8三振と不振に喘いでいる。

 13日の中日戦では、このところ好投を続けている小笠原慎之介と3度対戦し2三振1四球。スコアレスで迎えた4回は無死二・三塁の絶好機で、外角を中心に緩急で揺さぶられ空振り三振に倒れた。

 2年目の今季はここまで打率.259、16本塁打、60打点、OPS.785と数字面での進歩は見られるものの、8月に入ってからは打率.111、0本塁打とブレーキ。チームの苦境で期待された打撃を見せることはできていない。

 13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の大久保博元さんは、チーム全体で小笠原への対策が足りていない点を指摘しつつ、不振に喘ぐ主砲については「佐藤はまずメカニック、形でいうと顔が入りすぎている」と打撃フォームに原因の一つがあると分析。「落合(博満)さんとか、長池(徳士)さんにしても原(辰徳)さんにしても、いいバッターって両目で見る作業をする」と、往年の好打者たちを引き合いに出して、投球を“両目”で捉える必要性があることを強調した。

 また、変化球に崩される場面が目立つことについても言及し、「ヤマは張らなくていいです。でも予測して、8対2でスライダーを頭に入れてまっすぐに対応するとか、これをできる人がホームラン王を獲っているわけです」と配球への対応面にも改善の余地があると話した。

 「去年は佐藤の打席が一番楽しみだったけど、いまは残念でしょうがない。悪いけど頭使いなさいって。スコアラーも打撃コーチもちゃんと言いなさいって。同じことをやっているんじゃない!って言いたいです」と、期待の裏返しからか、厳しい言葉を続けた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』