中日の高橋宏斗はプロ2年目の今季、6勝7敗と黒星が先行したが、19試合・116回2/3を投げ、防御率は2.47、奪三振数はリーグ3位の134個をマークした。

 6月29日の巨人戦に先発した高橋は6回2失点で降板。山田透アナウンサーから「初回に先制点を取ってもらったのに、抑えられなかったのが悔しかったです。最低限の仕事はできたと思います。勝利を信じて応援します」と高橋の降板後の談話が伝えられると、同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日戦』で解説を務めた井端弘和氏は「高いところでやって欲しいので、最低限の仕事とは言ってほしくなかったですね」と苦言を呈した。

 井端氏は「勝てるピッチャーというところでは、何点取られてもいいと思うんですよ。ドラゴンズが10点取っていれば、それで交代するときには勝っている展開で交代する。それだけエースになるうえでは、相手が0だったら自分も0、1点取ってもらっても0。勝っている状態でいってほしいなと。最低限というのは当分使って欲しくないですね。将来的に大きくドラゴンズのエースになってもらうんだったら、勝てるピッチャーになって欲しい」と期待しているからこその苦言だろう。

 高橋は7月以降10試合・66イニングを投げて、4勝4敗、防御率は1.64、7月(0.84)と8月(0.89)は月間防御率0点台と抜群の安定感を誇った。

 7月7日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−ヤクルト戦』で解説を務めた山﨑武司氏は、同日の中継中にDeNA戦に先発していた高橋が158キロを計測したことを伝えられると、「スピードも出るんですけど、そこそこコントロールが良い」と評価。さらに山﨑氏は「間違いなく順調に育ってくれれば、2桁勝てるピッチャー」と絶賛した。

 7回を4安打2失点に抑えた8月25日の巨人戦で解説を務めた宮本和知氏は「いいピッチャーですよね。ドラゴンズが大事に育てるピッチャー。まだまだ伸びしろがあるでしょうし、将来ドラゴンズのエースになる風格がありますね」(ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日)と期待を寄せた。

 シーズンが進むにつれて安定度、信頼度が上がっていた。プロ3年目となる来季、大野雄大、柳裕也、小笠原慎之介とともに先発陣を引っ張る存在になりたい。

(ニッポン放送ショウアップナイター)