昨季のシーズンオフにもロッテ・佐々木朗希が登板した試合で、最も打った選手が誰だったのかを調べ記事にしたが、今季も佐々木朗希が登板した試合で、もっとも打った選手は誰だったのか調べてみた。

 まずは昨季を振り返ると、佐々木朗希が先発した試合で荻野貴司がチームトップの16安打、8打点でレアードと荻野がトップタイ、本塁打トップはレアードの5本、打率は荻野の.340がトップだった。主要の打撃部門のチームトップは、荻野とレアードの名前が並んだ。

 今季はというと、やはり荻野が、佐々木朗希が投げた時に打った。12試合に出場して、2本塁打はレアード、佐藤都志也と並びトップ。8月26日の楽天戦では0−0の3回に岸孝之からレフトスタンドに先制の第5号ソロを放ち、試合後には佐々木朗希、安田尚憲と共にお立ち台に上がった。8月10日のソフトバンク戦では、3回に東浜巨から三塁線を破る適時二塁打で通算1000安打を達成するなど、12試合中10試合で安打を放ち、そのうち6試合が複数安打。打率.383(47−18)と佐々木朗希が先発の試合で打ちまくった。

 中村奨吾もチームトップの10打点、22安打とよく援護した。9月14日の日本ハム戦では0−1の5回に貴重な同点の犠飛。ちなみに同日の6回には、通算100盗塁を達成した。特に5月までの打率は驚異の.455(33−15)、5打点、第2打席は打率.714(7−5)2打点と、“朗希が投げれば中村が打つ”という言葉が適切なほどよく打った。

 佐々木朗希と同期ドラフトの髙部瑛斗も、安打数(21安打)、打点(9打点)はともに中村奨吾に次ぐチーム2位。4月24日のオリックス戦では先制の2点適時打を含む2安打3打点、5月13日のオリックス戦では2安打2四球と全打席出塁し、先頭打者で出塁した初回の第1打席(中安)、3回の第2打席(四球)、8回の第4打席(四球)はいずれも盗塁を決め、ホームに還ってきた。さらに7月1日の楽天戦では2−4の7回にライトへ同点の2点適時二塁打を放っている。

 佐々木朗希が先発した試合17試合で先発マスクを被った松川虎生は、勝負強い打撃を披露した。佐々木朗希が完全試合を達成した4月10日のオリックス戦で走者一掃の3点適時二塁打、8月19日の楽天戦では3−4の6回に逆転の3点適時二塁打と守備だけでなく、バットでも佐々木朗希をアシスト。

 さらに昨季佐々木朗希が投げた時によく打ったレアードも、打率こそ.180だったが、本塁打はチームトップタイの2本、打点は髙部と並びチーム2位の9打点。5月20日のソフトバンク戦で先制の押し出し四球を選び、6月22日の西武戦では1−0の8回に貴重な追加点となる犠飛を放った。

 佐々木朗希が先発した試合のチーム打率は.233だった。佐々木朗希に限らず、今季は打線全体が低調だったが、来季は今季以上に打って援護していきたいところだ。

▼ 佐々木朗希が投げた試合の主な打撃成績
中村奨吾 19試 率.324(68−22)本1 点10
髙部瑛斗 19試 率.273(77−21)本0 点9
佐藤都志也 18試 率.140(50−7)本2 点5
安田尚憲 17試 率.294(51−15)本1 点6
松川虎生 17試 率.238(42−10)本0 点8
岡 大海 14試 率.111(27−3)本0 点1
マーティン 13試 率.114(44−5)本0 点1
エチェバリア 13試 率.231(39−9)本0 点3
荻野貴司 12試 率.383(47−18)本2 点4
山口航輝 12試 率.212(33−7)本1 点4
レアード 11試 率.180(61−11)本2 点9
茶谷健太 7試 率.333(15−5)本0 点0

文=岩下雄太