プロ6年目で初の規定打席も達成した松本。大幅アップは間違いなしだ

 今オフに日本ハムで最も「暖冬」を迎えそうなのは松本剛だ。プロ6年目の今シーズンは過去の低迷を払しょくする大ブレークを果たした。115試合に出場して打率.274をマーク。右翼のレギュラーにのし上がり、初の規定打席にも到達した。交流戦では打率2位を記録し、日本生命賞も受賞。過去5年間で通算25試合しか出場できなかった男が、大きく殻を破ったシーズンだった。

 今季の推定年俸は650万円。一軍最低保障の1500万円にも遠く及ばない金額ながら十分な成績とチーム内でも一定の立場を築いた。大きく年俸が跳ね上がるには2年、3年と続けて数字を残さなければいけないが、今季の活躍ぶりだけでも、アップ率は200パーセントから300パーセントほどが見込まれる。

 仮に200パーセントアップなら推定年俸は1950万円となる。ドラフト同期入団の上沢の例も参考になる。3年目の2014年に8勝を挙げた上沢は同年オフに500万円から1800万円アップの2300万円(金額は推定)でサインした。前年まで一軍での実績はなかった右腕は、ほぼシーズンを通して先発ローテを守って360パーセント増を勝ち取った。

 投手と野手の違いはあるが、同じように高い評価となることは確実だ。稲葉新監督が率いる侍ジャパンにも選出され、さらに飛躍する土壌は着々と固まりつつある。一気に主力へ突き抜けた松本に球団からはどんな評価と金額が最終的に提示されるのか。どちらにしろ、笑顔はじけるバラ色のオフになるのは間違いない。

写真=BBM